2023.05.01 ECモール
メルカリ3Qは黒字に、通期売上は過去最高の見込み…不正利用が正常化
(株)メルカリがこのほど発表した2023年6月期第3四半期(22年7月~23年3月)連結決算は、売上高が前年同期比16.6%増の1279億1300万円、営業利益が115億2900万円(前年同期は46億8600万円の損失)、純利益は50億5600万円(前年同期は77億800万円の損失)となった。

MarketplaceのMAU が過去最高の2226万人
グループシナジーの最大化に向けて「メルカード」への投資を拡大、「メルカリ」内でビットコインの売買ができるサービスを開始した。3月16日のサービス開放後、口座開設数は2週間で10万を突破。グループ全体での投資規律の浸透などにより収益性が向上し、第3四半期の営業利益は、前年同期比86億円増の56億円となり、4四半期連続の営業黒字を達成した。
「CtoCとBtoCの連携強化を通じた出品増」を掲げたMarketplaceでは、新規ユーザ獲得と獲得後の出品促進施策に注力。MAUは第2四半期比73万人増加の2226万人となり、過去最高を更新。GMV成長率は前年同期比8%増の2546億円となり、収益性が大きく向上した。
Fintechでは、引き続きCreditサービスが成長を牽引して、利用者数は1512万人に伸長。「定額払い」を中心とした既存サービスの伸びに加え、「メルカード」による利用も加わり、債権残高は1037億円となり、「メルカード」の発行枚数は、3月末時点で65万枚を突破した。
累計期間では、「メルカード」への投資額が増加したが、既存事業で投資規律の浸透や費用の見直し、不正利用の正常化によって増益となったため、Marketplace(メルカリJP、ソウゾウ)とFintech(メルペイ、メルコイン)を合わせた「Japan Region」の売上高は前年同期比20.2%増の898億8000万円、セグメント利益は同134.9%増の259億8700万円となった。
USは低調、2億5800万ドルで着地
USでは、インフレ影響で消費者が生活必需品への支出を優先していることや、1次流通での積極的な値引きによるオンライン・リユース市場への逆風が継続。MAUは前年同期比11%減の501万人、GMVは同14%減の成長率となり、2億5800万ドルで着地した。
公表していなかった今期の「通期業績予想」について、算定が可能になったとして開示。それによると、売上高は1700億円(前期比15.6%)、営業利益は135億円、純利益は83億円を見込んだ。過去最高の業績予想となる売上高は、Marketplaceの安定的、持続的な成長、FintechのCreditサービスを中心とした収益力の強化により、増加する見通しとした。
利益面でも、グループシナジーの最大化に向けてFintechでの「メルカード」の会員獲得のための投資を継続する一方、投資規律の浸透や継続的な費用の見直しなどで収益性が向上し、黒字となる見通しを示した。
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