2023.04.18 通販支援
茨城県境町、出前館アプリと連携したドローン配送サービスを開始
茨城県境町と(株)出前館、(株)エアロネクストはこのほど、デジタル化やドローンの次世代高度技術の活用で地域課題の解決に貢献するため、連携協定を締結。出前館アプリと連携したドローンによる空輸と陸送のハイブリッドなデリバリーサービスを開始した。

配送サービスに使用する日本発物流専用ドローン“AirTruck”と箱
配送サービスに使用する日本発物流専用ドローン“AirTruck”と箱
国内初のレベル4によるサービス社会実装をめざす
境町エリアでは、出前館でデリバリーの注文を受け、レベル3飛行と陸送を組み合わせたデリバリーサービスを実施する。昨年、レベル4が解禁されたことも踏まえ、日本初のレベル4によるサービス社会実装をめざしたい考えだ。
これまでは、2022年10月に、境町とエアロネクスト、セイノーホールディングス(株)など5者で「ドローン、自動運転バスを含む次世代高度技術の活用に関する協定」を締結。また、同年12月に、出前館とエアロネクストが、ドローンを活用した新しい商品流通の仕組みの構築に向けた業務提携契約を締結していた。
これを受け、23年2月には、エアロネクストとセイノーHDによるドローン配送と陸上輸送を融合した新スマート物流「SkyHub」の拠点、「ドローンデポ境町」を開所した経緯がある。運用は「ドローンデポ境町」を拠点に、エアロネクストの子会社(株)NEXT DELIVERYが行う。
境町内で1日2便を予定
今回、「SkyHub境町」として出前館に出店し、町内の店の商品を出前館アプリ・サイトから注文、配送できるようになった。モール形式での出店という新しいやり方とドローンによる配送手段を組み合わせることで、出前館サービスを開始することができた。エアロネクストは、こうした新しいサービスを境町から全国の市町村に広げていきたいとしている。
町内での1日2便(10時までの注文は12時~13時、16時までの注文は18時~19時)の予定で、店舗はSkyHub Delivery境町店。当面の取扱商品は飲食料品、生活用品など。自律飛行のドローンと軽バンなどによる陸送を組み合わせて効率的に配送する。
3者による協定は、デジタル化やドローンの次世代高度技術の活用による「境町内消費の活性化」に関する事項をはじめ、「住みやすい環境づくり」「新しい地域物流インフラの整備」「地域雇用、人材教育、人材育成」に関する事項などが盛り込まれている。
橋本正裕町長は、「住民がアプリで申し込み、ドローンが商品を届けてくれる、そういう時代がようやくやってきた。人口減少・高齢化が進む農村部や、買い物が不便になった地域にもさまざまな物を届けて、住みやすい街をめざしたい。境町よりも高齢化率が高い自治体はたくさんあり、境町でサービスを磨いて、ぜひ他のエリアにも展開してほしい」とコメントしている。
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