2023.04.14 通販会社
ファーストリテイリング2Qは大幅な増収増益、EC売上は9.7%増の794億円
ユニクロを運営する(株)ファーストリテイリングが13日発表した2023年8月期第2四半期(22年9月~23年2月)連結決算は、売上収益が前年同期比20.4%増の1兆4673億5000万円、営業利益が同16.4%増の2202億6300万円、四半期利益は同4.5%増の1533億9200万円となった。

東南アジア・北米・欧州のユニクロとジーユーが好調
大幅な増収増益となり、過去最高の業績を達成。「収益の柱の多様化」を掲げ、ブランディングの強化、顧客ニーズに応え価値を伝える商売、出店の加速を推し進めてきたが、成果が着実に現れてきた。特に東南アジア、北米、欧州のユニクロ事業、ジーユー事業は大幅な増収増益と好調。売上総利益率は前年同期比で1.1pt低下し、50.5%となった。
「グローバルNo.1ブランド」をめざし、店舗とECが一体となった購買体験の構築を掲げているが、国内ユニクロ事業はもちろん、特に、海外ユニクロ事業はグループの成長の柱として、各国・各地域で出店の加速とECの強化を図っており、増収に貢献した。
店舗とECを含む国内ユニクロ事業は、売上収益が前年同期比11.9%増の4951億円、営業利益は同1.6%減の673億円。大幅な増収の一方、円安による原価率上昇で減益となった。既存店売上高は同10.0%増。秋冬商品やヒートテックインナーなどの冬の防寒衣料の販売が好調だったことに加え、新生活需要にマッチした商品の販売が好調だった。また、EC売上高は同9.7%増の794億円で、構成比は16.0%となった。
利益面では、急激な円安の進行で追加発注した商品の調達コストが大幅に増加し、売上総利益率は同2.2pt低下した。
海外事業は本格的な成長フェーズに
海外ユニクロ事業の売上収益は前年同期比27.3%増の7552億円、営業利益は同22.2%増の1226億円と、大幅な増収増益を達成。特に、東南アジア・インド・豪州地区、北米、欧州(ロシアを除く)は大幅な増収増益となり、本格的な成長フェーズに入っている。この数年で服への需要が急速に変化。高品質、ベーシックで長く着られるLifeWearへのニーズが高まったことなど、積極的に事業拡大を進めたことで、好調な業績となった。
ジーユー事業の売上収益は前年同期比18.5%増の1455億円、営業利益は同39.2%増の130億円と、こちらも大幅な増収増益。品番数を絞り込み、シーズン後半までマストレンド商品の数量を準備し、既存店売上高は大幅な増収となった。特に、ヒートパデッドアウターやスーパーワイドカーゴパンツ、バギースラックスなどの販売が好調だった。EC売上高は前年同期比で大幅な増収となり、売上構成比は約13%となった。
上期業績の上振れを反映し、通期業績予想を上方修正した。売上収益は2兆6500億円から2兆6800億円(前期比16.5%増)、営業利益は3500億円から3600億円(同21.1%増)、当期利益は2300億円から2400億円(同12.2%減)を、それぞれ見込んだ。国内ユニクロ事業は下期も若干の増収増益を見込み、うちEC売上高は約6%増を見込んでいる。
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