2023.04.04 通販会社
しまむら通期決算は増収増益、EC売上は46%増の41億円
(株)しまむらが3日発表した2023年2月期(22年2月21日~23年2月20日)連結決算は、売上高が前期比5.6%増の6161億2500万円、営業利益が同7.9%増の533億200万円、純利益は同7.3%増の380億2100万円となった。

売上高・営業利益ともに過去最高を更新
売上高、営業利益とも過去最高を更新した。ブランド力の強化に加え、EC限定のインフルエンサー企画やキャラクターの拡充、販売手法の多様化、地域専用商品が好調だった。台湾全域で店舗を展開する思夢樂は、商品力と販売力強化が奏功し、営業黒字となった。
強化を図っているEC事業の売上高は前期比46.4%増の41億円。しまむら・アベイル・バースデイなどの4事業展開で品揃えを拡大した。社内スタジオを活用したインスタライブ配信によるデジタル販促や、ECセンターを経由しない「ECサプライヤー納品」を拡大。22年11月にスタートしたデジタル会員は309万人となった。
しまむら事業の売上高は4.9%増
主力のしまむら事業の売上高は前期比4.9%増の4616億5500万円で、構成比は74.9%。PBとJBの展開を拡大し、売場・販促との連動で売上を伸ばした。トレンド商品やインフルエンサー企画、キャラクター商品は品揃えを拡充してコーディネート提案も強化。在庫管理では、売筋商品を約40日で追加生産して再投入するなど、短期生産サイクルを活用した。
広告宣伝では、動画CMのWEB配信などデジタル広告を拡大し、天候や売上に応じて機動的に配信する時期や広告量、配信メディアを見直した。SNS販促では新規媒体を導入し、HPやアプリをリニューアルした。店舗数は開設3店舗、閉店6店舗で、1418店舗となった。
アベイル事業の売上高は前期比10.2%増の600億500万円。JBとキャラクター商品の取扱いを拡大し、売場も変更したことで、商品力と販売力が向上し、好調だった。今期は2店舗を開設、3店舗を閉店し、店舗数は313店舗となった。
バースデイ事業は、売上高は前期比4.0%増の723億1300万円となった。JBの展開を拡充し、販促手法を多様化したことで売上を伸ばした。今期は5店舗を開設、2店舗を閉店し、店舗数は313店舗となった。
中期経営計画を上方修正
台湾で事業展開する思夢樂事業の売上高は前期比11.8%増の67億4900万円。SNS販促の活用が集客力の向上に繋がったことで、客数と客単価がそれぞれ伸長した。今期は2店舗を閉店し、店舗数は40店舗となった。
海外を含む24年2月期(23年2月21日~24年2月20日)の通期業績予想は、売上高が前期比3.1%増の6350億8800万円、営業利益が同2.4%増の545億2200万円、純利益は同3.9%増の395億2200万円を、それぞれ見込んだ。店舗数は、グループ全体で50店舗の新規出店と26店舗の閉店を予定し、年度末には2237店舗とする予定。
22年2月期から24年2月期までの3か年を対象とする「中期経営計画」は上方修正。しまむら事業単体の国内売上高は前期比3.1%増の6280億円、営業利益は同2.5%増の545億円、営業利益率は8.7%、純利益は同4.4%増の395億円を目標としている。
EC事業は、ローコスト運営を基本に事業規模を拡大。23年度は各事業の品揃えを改善し、顧客管理基盤の活用で実店舗との相互送客を拡大する。またECセンター業務やささげ業務(撮影・採寸・原稿作成)の効率化も進める。
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