2023.03.28 ECモール
中国の消費者、自己表現に高額の出費…商品購入→SNS発信に社会意義
アリババグループは27日、中国の最近の消費者動向として、個性を表現するためには出費を惜しまない傾向が強まっていると発表した。Tmall(天猫)を含むアリババの主要ECプラットフォームで収集した消費データを分析した結果、消費者の目が肥えてきており、自己表現には、高品質で高価格な商品を購入することを厭わない傾向が明らかになったとしている。

中国の消費者はTmallなどで高級なアパレル商品・化粧品・ペット用品に多額の出費
アリババと、コンサルティング会社のベイン・アンド・カンパニーが共同で発表した報告書によると、Tmallなどのアリババの主要ECプラットフォームで、消費者は、高級アパレルや化粧品、ペットケア用品に多く出費していることが明らかになった。
高価格帯商品への出費増の背景には、こうしたな支出を通じて消費者がSNSで自己表現をし、同じような趣味や価値観を持つ人と繋がりたいという社会的欲求があるという。2020年7月~22年6月の2年間で、高価格帯商品の購入数は、より高い年間成長率で増加している。
社会的意義を持つ消費主義が出現、商品購入→SNSで自分らしさを発信
一方で、パーソナルケア、キッチン用品、コンピューターなどの生活必需品は、自己使用目的であるため、安価で多用途な代替品が人気を集めている。これは、消費者が価値を見出したものに対してのみ余分に支払う意欲があることを示しているという。
上海交通大学経営情報システム学科准教授のJifeng Luo氏は報告書の中で、「中国では、社会的意義を持つ新たな消費主義が出現している」と述べ、買い物が単に商品を購入する行為ではなく、むしろ購入行為を通じて個性を構築し、SNSを通じて社会にどのように自分らしさを発信できるか思考する一連のプロセスであると指摘している。
アリババは、巨大ECプラットフォームで得たデータを活用し、消費者心理を深く理解することで、マーチャントが変化する需要を捉え、消費者の共感をつかむことができるよう支援を続けていきたいとしている。
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