2023.03.20 通販会社
エニグモ期末決算は円安などで減収減益、新たな収益源の構築へ
(株)エニグモがこのほど発表した2023年1月(22年2月~23年1月)決算は、売上高が前期比7.7%減の68億6800万円、営業利益が同61.8%減の11億3600万円、純利益は同65.4%減の7億1200万円となった。(前期比は新収益認識基準適用の参考値)

ライトユーザーの消費マインドが低下傾向に
為替変動やインフレ影響を受け、売上高は減少。利益面では戦略的投資としてテレビCM・人材強化を行った影響もあり、減益となった。基幹事業のSpecialty Marketplace「BUYMA」を中心とした事業の総取扱高は、前期比6.5%減の632億7700万円となった。
ファッション関連のEC&ラグジュアリー市場は、ライトユーザーにおける消費マインドの低下傾向が続いており、総取扱高は苦戦が続いたが、BUYMA studioを活用したオリジナルコンテンツの充実によるSNS運用強化、3Dセキュア(クレジットカード本人認証サービス)Ver2.0導入による決済安全性の向上など、成長に不可欠な施策を順次進め始めている、
重点施策の一つである認知度向上施策については、TVCM放映を開始し、オウンドメディアであるSTYLE HAUS(スタイルハウス)やデジタルメディア(YouTube、Instagram、Twitterなど)と連動して夏・冬2回のキャンペーン展開などで、認知度の向上と定着を進めた。
GLOBAL BUYMAの総取扱高は過去最高に
GLOBAL BUYMAにおいては、上半期インフレや広告投下量の影響により一時成長率が鈍化したが、専属出品者の増強(前期比64%増)、SEO強化施策(同58%増)による流入増に加え、キャンセル率低減施策などによるCVR上昇(同16%増)もあり成長が回復。第4四半 期・月次で過去最高の総取扱高となった。
BUYMAの会員数は前期比9.3%増の1059万507人。アクティブ会員数は同8.1%減の125万3184人となった。また。総取扱高の苦戦とともに、取扱件数も同13.1%減の256万7599件と減少した。
新収益の柱となるSpecialty Marketplace を複数構築へ
利益面では、今期以降の数年は高い成長をめざすための転換点と位置づけ、営業利益は黒字を前提としながらも、短期的には減益を許容し、さまざまな投資を事業環境や事業進捗に応じて実行していく方針とした。ヒトとモノの両面からの投資強化、課題としている良質な認知を目的とした広告投資を戦略的に進めていることにより、減益となった。
24年1月期の通期業績予想について、売上高は前期比増収、営業利益と純利益は黒字を見込んでいるが、予想数値は非開示とした。次期も営業利益は黒字を前提としながら、短期的には減益を許容することで、新収益の柱となるSpecialty Marketplace を複数構築するための長期視点での投資を、事業環境や事業進捗に応じて実行していく方針でいる。
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