2023.03.16 通販会社
アスクル3Q、売上高が過去最高に…LOHACOが3Q期間で黒字化
アスクル(株)が15日発表した2023年5月期第3四半期(22年5月21日~23年2月20日)連結決算は、売上高が前年同期比5.1%増の3342億2400万円、営業利益が同2.6%減の103億6100万円、純利益は同0.5%減の70億9300万円となった。

Eコマース事業の売上高は5.2%増の3270億円
売上高は過去最高を更新。営業利益は成長コストへの投下や一時的な売上総利益率の低下を売上拡大と物流費の比率低減でカバー、ほぼ計画に沿った進捗となった。主力分野のBtoB事業は感染対策商品の反動減があったが、売上高は計画を上回って推移。BtoC事業の「LOHACO」は第3四半期で営業黒字を達成し、引き続き通期黒字化をめざす。
BtoB事業とBtoC事業を合わせた「eコマース事業」の売上高は、前年同期比5.2%増の3270億7300万円。生活用品、MRO商材が二桁伸長したことで大幅な増収となった。売上総利益は増収により、同4.0%増の799億6300万円となったが、商品原価高騰の影響で売上総利益は0.3ポイント低下した。
LOHACOは配送バー改定の効果で一箱あたりの売上高が増加
新アスクルWEBサイト構築に関連する一部機能の先行リリースで、ソロエルアリーナ利用者がサーチエンジンでの検索結果から直接遷移が可能となった結果、医療・MROなどの売上構成比の上昇による注文単価の増加傾向があり、サーチエンジン経由での売上高が増加。これらの結果、BtoB事業の売上高は、前年同期比7.5%増の2776億700万円となった。
BtoC事業については、「LOHACO」の売上高が前年同期比9.5%減の364億2300万円となり、BtoC事業合計で同6.1%減の494億6500万円となった。
「LOHACO」の売上高はキャンペーン変更などの影響もあって減収となったが、販促手法の見直しや配送バー改定の効果で一箱あたりの売上高が増加し、第3四半期(3カ月)で黒字化を達成。BtoB事業との融合を一層進めることで、固定費の低減などの利益構造の改善を図り、サービス品質を高めて健全成長をめざす。
「ASKUL東京DC」が稼働を開始
22年11月に「ASKUL東京DC」が稼働を開始したが、第3四半期は準備期間中の地代家賃などが発生。また、新アスクルWEBサイトの構築の設備投資に関連した一過性のコストの発生などで、販売費と一般管理費が前年同期比4.8%増の694億2600万円となり、営業利益は同1.2%減の105億3600万円(となった。
「ロジスティクス事業」は、売上高が前年同期比1.0%減の64億1000万円、営業損失は1億9500万円(前年同期は4300万円の営業損失)となった。ASKULLOGIST(株)の物流業務受託の売上高が前年同期と同水準で推移したが、生産性の低下により、減益となった。
「その他事業」の売上高は前年同期比40.5%増の15億1100万円、営業利益は同33.1%増の4400万円。嬬恋銘水(株)での飲料水の販売が好調であることに加え、2021年11月に完成した新製造ラインの生産性が改善し、増収増益となった。
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