2023.02.09 通販支援
BASEは減収減益、赤字幅拡大も流通総額は過去最高を更新
BASE(株)が8日発表した2022年12月期(22年1月~12月)連結決算は、売上高が前期比1.9%減の97億3900万円、営業損失は15億800万円(前期は9億7700万円の営業損失)、純損失は17億3200万円(同11億9400万円の純損失)となった。

流通総額は2000億円規模に
12年12月の創業以来、個人やスモールチーム、スタートアップ企業を支援し、10年を迎えた。流通総額はBASE事業、PAY事業ともに成長し、2000億円規模に膨らんだ。
今期は売上高、営業損失、純損失とも、レンジ方式による通期業績予想の上限を上回って着地した。第4四半期の流通総額は581億円。BASE事業(238億円)、PAY事業(343億円)ともに過去最高となった。通期では販管費の縮小で、営業損益の赤字幅は縮小した。
ネットショップ作成サービス「BASE」を提供するBASE事業の売上高は、前期比11.0%減の74億9400万円、セグメント損失は11億5000万円(前期は7億300万円のセグメント損失)となった。
オフライン消費回復の影響などで、流通総額の成長率が前期比で減少
第4四半期の売上高、売上総利益、売上総利益率はテイクレート(決済ベースの流通総額に対する売上高の比率)の減少により前年同四半期で減少、前四半期比では、流通総額の増加により、売上高、売上総利益が増加した。
リオープニングに伴うオフライン消費の回復で、オンライン消費が減速した影響を受け、流通総額の成長率が前期比で減少。注文ベースで前期比4.5%増の1189億3200万円、決済ベースで同5.5%増の1124億4600万円となったが、第4四半期は、リオープニングに伴って悪化していた事業環境が回復基調に転じ、過去最高額を更新した。
経営方針を見直し、25年12月期の営業損益黒字化を目指す
オンライン決済サービス「PAY.JP」を提供するPAY事業は、売上高が前期比42.5%増の21億300万円、セグメント損失は4600万円(前年同期は3800万円のセグメント損失)。流通総額は同46.1%増の807億6200万円となり、既存加盟店の継続的な成長に加え、新規加盟店の増加により大きく増加した。
中長期の方針として、リオープニングに伴うオンライン消費の反動減に加え、事業戦略の進捗などを勘案しながら経営方針の見直しを実施し、25年12月期の営業損益黒字化をめざす。BASE事業では、流通総額の成長への注力から、流通総額とテイクレートの増加による売上総利益の増加に注力する事業運営への転換を図る。
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