2023.02.02 ECモール
ZHD、3Q売上収益が四半期で過去最高…EC事業が好調
Zホールディングス(株)が2日発表した2023年3月期第3四半期決算(22年4月~12月)は、売上収益が前年同期比6.8%増の1兆2385億9600万円、営業利益が同64.4%増の2902億6000万円、最終利益が同169.6%増の1801億5100万円の増収増益となった。売上収益はPayPay(株)の連結子会社化やコマース事業の増収などで、累計期間として過去最高を記録した。

(右から)記者会見を行う川邊氏、出澤氏、慎氏
(右から)記者会見を行う川邊氏、出澤氏、慎氏
PayPay登録ユーザー数が5400万人に拡大
PayPayの連結化によって、売上収益は四半期としても過去最高の4536億円を記録。PayPay登録ユーザー数は5400万人、取扱高は2兆2200億円へと大きく成長した。コストの最適化や選択と集中により、調整後EBITDA(償却前営業利益)は79%の進捗となった。
メディア事業の売上収益は同0.4%増の4737億円。LINE(株)は、CRMツールとしての重要性が高まり、有償アカウント数の増加により、アカウント広告の売上収益が同17.9%増に。ディスプレイ広告は市況の影響に加えて、主に「LINE VOOM」のリニューアルの影響により、前年同期比で減収となった。
ヤフー(株)では、引き続き検索広告が堅調に推移。ディスプレイ広告については、コマース広告を除く運用型が堅調に動いたが、予約型での出稿減などにより、前年同期比で減収となった。
コマース事業、売上収益が前年同期比5.3%増に
コマース事業の売上収益は同5.3%増の6342億円。アスクルグループやZOZOグループが増収となり、経済活動の再開と全国旅行支援によってトラベル事業が好調に推移した。
eコマースの取扱高は、トラベル事業の好調や国内物販、海外ECの成長により、同11.3%増の3兆1340億円。そのうち、国内物販系取扱高は同4.4%増の2兆2757億円となった。
戦略事業の売上収益は同54.7%増の1285億円。22年10月のPayPay(株)の連結子会社化と、Fintech領域の成長に伴って大きく増加した。
PayPayの取扱高は、決済回数と決済単価の増加で、同46.4%増の5兆7294億円に拡大。PayPayカード(株)のクレジットカード取扱高は、同24.6%増の2兆6608億円となった。
通期業績予想を見ると、売上収益は変更せず、調整後EBITDAについては3315億円に修正した。
4月1日付で出澤氏がCEOに就任
同社は2日の取締役会で、トップの異動を決定した。
4月1日付で、代表取締役社長Co-CEOの川邊健太郎氏が代表取締役会長に退く。代表取締役社長CEOに出澤剛氏(現・代表取締役Co-CEO)、代表取締役GCPOに慎ジュンホ氏(現・取締役GCPO)がそれぞれ就任する。
川邊社長は「グループを飛躍させるために、けじめをつけたいと考えた。出澤に託したのはその力量があるから」と述べた。出澤氏は「結果を出すことがすべて」とトップ就任に向けた抱負を語った。
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