2023.01.25 調査・統計
シェアリングエコノミー市場、22年度は過去最大の2兆6158億円に
(一社)シェアリングエコノミー協会と(株)情報通信総合研究所が、共同で24日発表した『シェアリングエコノミー市場調査 2022年版』によると、22年度の市場規模はコロナ禍で過去最大規模となる2兆6158億円を記録。新たな利用の広がりで、10年後の32年度の既存産業への経済波及効果は約10兆円を予測した。

シェアリングエコノミー市場規模
シェアリングエコノミー市場規模
認知度の低さ、個人が提供するサービスへの不安などが課題に
調査は22年9月29日~10月6日と10月4日~8日。調査会社のWEBモニター、20代~60代の男女を対象に、プレ調査で4万52サンプル、本調査で2719人から有効回答を得た。
対象とするサービスはインターネット上で資産やスキルの提供者と利用者を結びつけるもの、利用したいときにすぐ取引が成立するものとし、市場規模は資産・サービス提供者と利用者の間の取引金額と定義した(プラットフォーマーの売上ではない)。
シェアリングエコノミーの成長には認知度が低い点や個人が提供するサービス利用への不安などの課題がある。そこで、サービス提供側・利用側双方について、「コロナ禍の不安がなくなる」「ほとんどの人がシェアリングサービスを知っている」「サービス利用手続きが簡単になる」など、成長の課題が解決する状況を想定した場合の市場規模を算出した。
シェアリングエコノミーの成長は、他産業に経済面で好影響も
それによると、22年度の市場規模推計は2兆6158億円と順調な成長。32年度は、現状ペースで成長した場合(ベースシナリオ)が8兆5770億円、コロナ禍による不安、認知度が低い点などの課題が解決した場合(課題解決シナリオ)は15兆1165億円と推計した。
シェアワーカー(シェアリングエコノミーのプラットフォームを通じた働き方をしている個人)の収入から、「既存産業への経済波及効果」は22年度で1兆6992億円。32年度はベースシナリオで5兆4960億円、課題解決シナリオで9兆9045億円と、シェアリングエコノミーの成長は既存産業へも、かなり好影響を与えることが分かった。
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