2022.12.16 通販会社
アスクル2Q、売上高・営業利益ともに過去最高を更新
アスクル(株)が15日発表した2023年5月期第2四半期(22年5月21日~11月20日)連結決算は、売上高が前年同期比5.4%増の2202億5100万円、営業利益が同0.7%増の67億4500万円、純利益は同1.4%減の44億8100万円となった。

主力のBtoB事業が大幅増収
売上高、営業利益とも過去最高を更新した。主力分野のBtoB事業は大幅な増収。戦略的に強化しているMRO商材もコロナ禍関連商材などを中心に売上高が伸長した。BtoC事業の「LOHACO」も収益構造を改善、Zホールディングスグループと共同での配送サービスの向上、自社販促強化などで通期黒字化をめざし、25年5月期からの収益事業を見据える。
BtoB事業とBtoC事業を合わせた「eコマース事業」の売上高は前年同期比5.4%増の2155億1100万円となった。11月21日に稼働を開始した「ASKUL東京DC」の準備期間中の地代家賃、新アスクルWEBサイトの構築の設備投資に関連した一過性のコストの発生などで、営業利益は同1.1%増の68億2400万円となった。
BtoB事業の売上高は、前年同期比7.0%増の1814億1700万円。ボトル飲料、観光・飲食業店向けの生活用品商材、抗原検査キットなどのコロナ禍に関連する商材など幅広く商品を取り揃え、大幅な増収となった。MRO商材も売上高が伸長した。
BtoC事業の売上高は2.1%減
7月の新アスクルWEBサイト構築に関連する一部機能の先行リリースで、サーチエンジンでの検索結果からソロエルアリーナサイトへ直接遷移することが可能となった結果、買い物の利便性が向上し、サーチエンジン経由での売上高が増加した。開発フェーズまで概ね完了したが、開発工数などの増加により最大で46億円の追加投資を実行する。
また、インターネット広告などのさらなる強化による顧客基盤の拡大、戦略的に強化する医療・介護業種および製造業を中心とする専門商材の品揃え強化と動画広告による取り扱い認知度向上施策が相乗効果となり、売上高の成長にそれぞれ貢献した。
BtoC事業の売上高は前年同期比2.1%減の340億9400万円。「LOHACO」の売上高は同4.4%減の254億100万円となった。「LOHACO」は、海外向け需要の減少と、キャンペーン変更などの影響もあって減収となったが、販売価格の改定、広告・データビジネスに係る手数料収入の増加で売上総利益率は向上し、変動費比率の減少も含めて収益構造は大きく改善。今期の黒字化は着実に進んでいる。
「ロジスティクス事業」は、売上高が前年同期比0.1%増の42億2700万円、営業損失は9700万円(前年同期は7800万円の営業損失)となった。ASKULLOGIST(株)の同社グループ外の物流業務受託の売上高が順調に推移したものの、一時的に生産性が低下したことにより、増収減益となった。
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