2022.11.21 調査・統計
「演劇・芸能チケット」が物価上昇率1位…メルカリトレンド10月
(株)メルカリが運営するメルカリ総合研究所がこのほど発表した『メルカリ物価・数量指数からわかる10月トレンド』によると、物価上昇率1位になった「演劇/芸能(チケット)」の物価指数が、コロナ禍前に設定した基準値前後の水準で安定傾向にあることが分かった。

物価指数が上昇・下落した商品カテゴリーTOP10(22年10月・前年同月比)
物価指数が上昇・下落した商品カテゴリーTOP10(22年10月・前年同月比)
物価上昇の1位は「演劇/芸能」、2位「アクセサリー」、3位「トレーディングカード」
「メルカリ物価・数量指数」は、月間利用者数2070万人超のフリマアプリ「メルカリ」を活用し、取引価格と流通数量の変動状況を、「メルカリ」での商品カテゴリーごとに月単位で表し、個人間商取引における消費者の需要を可視化していく取り組みだ。中カテゴリーに限定し、前年同月比で物価・数量指数が上昇、または下落した商品カテゴリーを紹介している。
それによると、前年同月比の物価上昇「TOP5」は、1位「演劇/芸能」(144.1%、物価指数は1.00)、2位「アクセサリー」(131.8%、1.62)、3位「トレーディングカード」(131.4%、1.93)、4位「楽器/器材」(124.9%、1.66)、5位「スポーツ」(123.3%、1.42)。
また、前年同月比の物価下落「TOP5」は、1位「映画」(84.0%、物価指数は0.92)、2位「テレビ/映像機器」(85.2%、1.36)、3位「音楽」(85.3%、1.14)、4位「自動車本体」(95.2%、1.64)、5位「施設利用券」(97.4%、0.98)となった。
エンタメ需要がコロナ前の水準に
注目ポイントは、物価指数上昇率1位の「演劇/芸能」(大カテゴリーは「チケット」)。物価指数は「1.00」で、2018年1月に設定した基準値と同水準になっていることだ。8月には基準値を超え、9月に1度基準値以下に下がり、10月には戻るという推移を見せており、コロナ前の水準で安定しつつある傾向がうかがえる。
メルカリ総合研究所の志和あかね研究委員によると、「演劇/芸能(チケット)」では、行けなくなった落語やサーカス、演劇のチケットなどが取引されていた。今後の物価指数の推移を見守る必要があるが、現在は18年1月の基準値で安定傾向にあることから、それらのエンタメに対する需要がコロナ前の水準に戻ってきていることが考えられるとしている。
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