2022.11.04 通販会社
ファンケル2Qは増収減益、通販堅調も店舗販売が苦戦
(株)ファンケルが4日発表した2023年3月期第2四半期決算(連結、4月1日~22年9月30日)は、売上高が前年同期比1.5%増の506億3900万円、営業利益が同35.2%減の33億5000万円、四半期純利益が同34.8%減の26億5400万円だった。

1人あたり顧客獲得コスト、コロナ前の水準に回復
第2四半期(累計)の売上高は、戦略的な広告投資を行った結果、主力の化粧品と栄養補助食品の関連事業が増収となり、全体でも前年同期をやや上回った。
上期の広告費と新規顧客の獲得数を見ると、化粧品は広告費が前期比58%増、新規獲得数が同30%増、栄養補助食品がそれぞれ74%増、12%増となった。1人あたりの顧客獲得コスト(CRP)は、新型コロナが流行する前の2019年と同水準に回復した。
商品別の広告投資による効果(7~9月)は、化粧品「エンリッチプラス」で新規獲得数が前期比90%増、売上が5%増、「マイルドクレンジング オイル」でそれぞれ71%増、8%増。サプリメント「内脂サポート」は新規獲得数が21%増、売上が23%増、「えんきん」はそれぞれ150%増、5%増を記録した。
一方、営業利益の大幅減は、売上増により売上総利益が増加したものの、顧客の基盤拡大に向けて広告宣伝費を積極的に投下したことなどによる。
通販は堅調に推移、店舗販売は振るわず
セグメント別で見ると、化粧品関連事業の売上高は同1.6%増の286億9400万円。通販は堅調に推移したが、店舗販売は伸び悩んだ。
このうち、ファンケル化粧品は前年同期を上回ったものの、アテニア化粧品やbosciaが振るわなかった。アテニア化粧品は、国内では「スキンクリア クレンズ オイル」やスペシャルケア製品が好調だったが、中国のロックダウンが影響し、海外が大幅減を余儀なくされた。
栄養補助食品関連事業の売上高は同2.2%増の188億6600万円。広告を強化した「内脂サポート」に加え、前期下期に発売した「睡眠&疲労感ケア」が寄与した。
販売チャネル別では、通販は前年同期比で5%増に伸びたが、店舗販売は同15.7%減、海外も同18.8%減と低迷した。
その他関連事業は、「発芽米」「青汁」ともに前年同期を下回り、全体でも同2.9%減の30億7800万円にとどまった。
通期予想については、8月5日に発表した売上高1094億円から1075億円へ修正し、営業利益なども下方修正した。国内事業の未達分に加え、海外事業で現地販売代理店の在庫調整が長引いていること、bosciaブランドの苦戦などを要因に挙げた。
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