2022.09.15 調査・統計
シニアが取り入れたい商品・サービス、1位は「難聴対応スピーカー」
(株)リクシスが14日発表した『シニア兆し調査2022』によると、エイジテック市場が拡大している中、当事者と介護のプロがともに選んだ、とり入れたい商品・サービスは、難聴でも音がはっきり聞こえる「難聴対応スピーカー」だったことが分かった。

高齢者と介護従事者の両方が期待
7月下旬~8月上旬にかけて、(株)電通の社内横断プロジェクト「電通シニアラボ」と共同で、60代~70代の男女800人と、高齢者介護の現場に従事する109人を対象に実施した。
男性の平均寿命は81.47歳、女性は87.57歳となり、人生におけるシニアの期間はますます長くなっている。一方で、テクノロジーの発達で、シニアの生活を支える新たな商品・サービスも多数発表され、シニアを取り巻く環境は変化している。リクシスと電通シニアラボは今回の調査を第1弾として、シニアの暮らしの安全性・快適性の向上をめざし、シニア事業支援領域で協業する「シニアビジネス・タスクフォース」を開始するという。
それによると、シニアが「不調が出てきたらとり入れたい」商品・サービスで、1位だったのは「難聴対応スピーカー」(46.1%)、「興味がある」を入れると74.1%に上っていた。併せて、介護のプロが在宅シニアの役に立ちそうな商品・サービスでも1位(84.4%)だった。
シニアが選ぶ2位は「困りごと何でもお助けサービス」
続いてシニアが選んだのは、「困りごと何でもお助けサービス」(42.6%、興味がある=75.1%)、「ユニバーサル防災グッズ」(40.9%、73.8%)、「紛失防止タグ」(40.5%、73.1%)、「宅配弁当」(38.1%、74.4%)、「転倒を防ぐ床材」(38.0%、74.0%)など。そのほか、「柔らか調理家電」「ハンズフリー・シューズ」といった「課題解決型エイジテック」がランクインしていた。
浸透の兆しがうかがえる「課題解決型エイジテック」だが、背景には「迷惑をかけずに生きていきたい」(94.9%)、「介護が必要になったら少しでも負担を減らす商品・サービスをとり入れたい」(82.3%)という意識のはたらきも強いようだ。
「コミュニケーションロボット」「VRゴーグル」などで意向にギャップ
また、家族のサポートや介護をしている「介護家族」は、課題解決型エイジテックや、安全を守る商品のとり入れ意向が全体よりも高まっている。介護職を対象に「利用者のために使用経験があるサービス」を尋ねたところ、ビデオ通話や動画閲覧サイト、SNS、EC、移動式スーパー、宅配弁当、柔らかレトルト・冷凍食品などについて、半数以上が「使用経験あり」だった。
ただ、「買い物による介護予防サービス」「写真共有・見守りサービス」「コミュニケーションロボット」「VRゴーグル」については、「在宅シニアの役に立ちそう」という介護職の期待と、シニア自身の「不調が出たらとり入れたい」意向にギャップがみられた。
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