2022.08.30 通販会社
ビックカメラ、EC強化で秋保氏が新社長に…楽天ビックなどで功績
(株)ビックカメラは29日、木村一義社長が9月1日付で取締役に退き、EC事業で功績を上げてきた秋保徹取締役専務執行役員(47)が社長に昇格する人事を発表した。同時に、EC事業のさらなる成長と強化、拡充を目的に「ECロジスティクス本部」を新設するなどの組織変更も明らかにした。

新社長に就任する秋保徹氏
新社長に就任する秋保徹氏
経営体制の若返りで31歳若い秋保氏が新社長に就任
同社は、「同社単体における収益力回復に向けた経営課題の実行スピードを高めるべく、経営体制の若返りを図るため」と異動の理由を説明した。秋保氏は木村氏と31歳差。これまで2人体制だった代表取締役を秋保氏1人とし、改革を加速させる。
これまでEC拡大の推進役を担ってきた秋保氏は、1997年3月に入社以来、2015年10月に執行役員EC部長、17年2月に常務執行役員EC事業本部長、翌18年4月には(株)ビックカメラ楽天の社長に就任。19年8月に取締役常務執行役員EC本部長、20年12月に現職の取締役専務執行役員事業推進部門管掌マーケティング本部長に就いていた。
秋保徹新社長の略歴
EC売上は3年連続で過去最高を更新
同社グループの21年8月期連結決算では、EC売上高は前期比8.9%増の1564億円。通期でグループのEC売上高が1000億円を超えたのは3年連続で、過去最高を更新している。連結売上高は8340億6000万円で同1.6%減。売上高に占めるグループECの割合は18.8%と上昇。コロナ禍の影響で実店舗の減収が続く中、EC事業の存在感が増している。
グループのEC売上高は、ビックカメラ、コジマ、ソフマップのEC事業の売上高と、楽天ビックへの卸売りを合計した金額。連結EC売上高2000億円をめざすビックカメラは、「O2O」「オムニチャネル」から「OMO」を掲げ、実店舗とECの融合に取り組みを進め、特に(株)楽天とビックカメラによる「楽天ビック」は流通額が大幅に伸長。家電ジャンルを牽引している。
組織変更に伴う「EC・ロジスティクス本部」の新設は、EC事業のさらなる成長を強力に推し進めることを狙いとし、強化・拡充のために連携が欠かせないロジスティクス部門と一体で本部を新設。「EC事業部」「ロジスティクスサービス部」「ロジスティクス部」で構成する。
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