2022.07.20 通販支援
小売店の課題解決へ…アイリスオーヤマ、ストアソリューション開始
アイリスオーヤマ(株)は19日、法人事業の基盤を強化、拡充するため、小売店舗の価値創造と課題解決を総合支援する『ストアソリューション事業』に新規参入すると発表した。AIカメラやIoTタグなど、同社の事業領域の商材やサービスを活かして、小売業者の店舗運営の課題解決とリアル店舗の付加価値の創造を提案する。

EC競争激化の最中、リアル店舗の顧客体験向上を目指す
同社によると、小売業は慢性的な人手不足が続き、働き方改革やコロナ禍対策など店舗運営の業務負担が増加。同時に、電気料金の値上げによる運営経費の増加が経営に大きな影響を与えている。加えて、ECによる競争環境の激変の中、小売店舗は、リアル店舗の強みを活かすための顧客体験と付加価値を提供することが課題になっている。
そこで、『ストアソリューション事業』では、店舗に必要な什器・内装、LED照明、オフィス家具に加えて、IoTやDX清掃ロボットなど、同社の豊富な商材やサービスを活用する形で、小売業者に対して店舗運営の課題解決とリアル店舗の付加価値の創造を総合的に提案する。
自動化やIoTの活用で、店舗運営ノウハウの蓄積を目指す
まず、IoTセンサー技術を活用して、店舗オペレーションの自動化を推進する。店舗でのさまざまな記録作業を自動化することで業務のDXを推進。また、省人化什器や店舗スタッフの作業効率などを「見える化」することで、店舗運営マネジメントの変革を支援する。
電力需給ひっ迫が続く中、さらなる省エネとしてLED照明による節電効果と、無線照明制御システム「LiCONEX」を活用。例えば、昼の明るい時間に照度を抑えることで不要な消費電力を削減するなど、最適なエネルギーマネージメントを実現する。
AIカメラやIoTタグで来店顧客のデータを分析、精度の高い販売予測を実現
また、プロジェクターやデジタルサイネージの活用で、ダイナミックで顧客の注目を集める映像を演出でき、リアル店舗でしか得られない顧客体験と空間デザインといった新たな付加価値を提供。調色LED照明で季節や時間帯、店舗レイアウトに合わせて最適な照明空間を提供することで、より快適な購買環境の実現を支援する。
さらには、AIカメラやIoTタグで来店顧客の人数や性別、年代、店内での導線など属性に応じた分析を実行。POSデータを組み合わせ、顧客特性や併買する可能性の高い商品の把握で、精度の高い販売予測を実現する。さらに購買に至るまでの経緯を可視化し、レイアウト変更や販売企画による購買行動の変化など、店舗運営のノウハウをデータとして蓄積する。
併せて、5社3校が参画する「チェーンストアAI分析研究会」を通じ、多くの企業が抱える課題の解決と新たなマーケティング手法の検証などで、リアル店舗のさらなる価値創造に取り組むことも、『ストアソリューション事業』の一環としている。
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