2022.06.27 調査・統計
円安が越境ECの追い風に!海外の購入金額が円安直後に18%増
BEENOS(株)はこのほど、『BEENOS 2022年上半期 越境ECトピックス』をまとめ、発表した。円安が加速した3月11日前後の比較で、BEENOSグループが運営する海外向け購入サポートサービス「Buyee」経由の購入金額は18.8%増加、3月下旬も上昇トレンドが続くなど、円安は越境ECにとって追い風になっている。

「Buyee」経由の2022年3月の購入金額、購入UU、顧客単価より算出
「Buyee」経由の2022年3月の購入金額、購入UU、顧客単価より算出
歴史的な円安でBuyee流通総額が26%増
円相場が一時1ドル=136円台後半を付けるなど、約24年ぶりの歴史的な円安が続いている。海外から日本の商品が買い求めやすくなるため、円安は越境ECに追い風となっており、「Buyee」の22年9月期第2四半期の流通総額は、前年同期比26.7%増で過去最高を継続更新。特に台湾とアメリカからの流通が増加した。さらに、6月10日に再開されたインバウンド客のリピート買い需要を満たす販路としても、越境ECは注目されている。
円安が急速に進んだ3月11日以降、Buyee経由の「購入金額」は、1日~10日と11日~20日を比べて18.8%増、「購入UU」は同10.9%増、「顧客単価」同1102円増となり、円安がリアルタイムに越境ECにプラスの影響を与えていることがうかがえる結果となった。
3月11日直後だけでなく、21日~31日の期間も右肩上がりでBuyee経由の購入金額、購入件数ともに増加し、一時的な影響だけでなく、その後も円安による越境ECの需要が継続的に上がっていることを示している。
円安後に伸びたのは1位が「ブラジル」・2位が「メキシコ」
円安後に伸びた国・エリアは、1位がブラジル、2位がメキシコ、3位はマカオ。特にブラジルの通貨・レアルは米ドルと比較しても対円上昇率が高く、2月~5月で約20%上昇し、日本発の商品が2割引で買える状態だ。円安の影響で、ブラジルやメキシコの消費者にも商品代金、国際送料を含めて従来よりも安い金額で利用してもらえるため、Buyeeの主要エリアであるアメリカ、台湾、香港以外の国でも流通が伸びたことが大きな特徴となっている。
5月の商品ジャンル別ランキングでは、Buyeeで定番的な人気のアニメ関連、カーパーツ、趣味嗜好品がランクイン。特に伸長したジャンルは、美術品やブランド時計、フィギュア・プラモデル、カメラ関連で、もともとファンの多いロングテール商品が円安をきっかけに買いやすくなり、購買を後押しした結果となった。
08年から越境EC事業を展開してきたBEENOSグループは、3000件以上の国内企業の越境EC支援実績がある。今回の購買動向の発表を機に、この円安を海外販売のチャンスと捉え、日本企業が「海外に挑戦」するための一助となることを願っている。
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