2022.05.26 通販支援
「ZOZOSUIT」が個人向けサービス終了、高精度計測技術で新サービス創出へ
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する(株)ZOZOは24日、旧型の採寸用ボディスーツ「ZOZOSUIT」のサービスを、6月23日で終了すると発表した。これに伴い、ZOZOSUITでの計測と計測結果の閲覧機能も、同日で利用できなくなる。企業向けの3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT 2」は継続され、「ZOZOSUIT」はBtoBに限定されたサービスとなった。

サイズ違いによる返品を解消、EC試着サービス普及の契機に
ZOZOSUITは、ZOZOの前身(株)スタートトゥデイ時代の2017年11月に発表した「EC×テクノロジー」のサービスだ。スーツを着て、スマホとBluetoothで接続することで1万5000か所の寸法が瞬時に計測できる。ファッションECの課題とされる「試着ができないこと」「サイズ違いによる返品」の解消を狙った製品で、一般ユーザーへの無料配布も併せて話題となった。現在、ファッションECではさまざまなネット試着のサービスが誕生しているが、ZOZOSUITはその走りだった。
「ZOZOSUIT」は18年4月にスーツ自体を変更。これまでのセンサー付きのスーツを着用することで採寸する「センサー方式」から、ドットマークを全身にあしらった電子器具を装着しないボディスーツをスマホのカメラで撮影して行う「マーカー読取り方式」にし、約300~400のドット柄がマーカーの役割を果たして計測精度を向上させている。
「ZOZOSUIT 2」で3Dモデル生成のアルゴリズムを大幅に改善
20年10月には、精緻な身体3Dモデルの生成を実現する高精度な計測テクノロジーとして、3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT 2」を発表した。同時に、スマホで高精度な足の3Dサイズ計測が簡単にできる「ZOZOMAT」と、「ZOZOSUIT 2」の計測テクノロジーを活用した「新サービス共創」のパートナー企業の募集を開始している。
「ZOZOSUIT 2」は、採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT」のデザインと、計測結果を用いた3Dモデル生成のアルゴリズムを大幅に改善しながらも、計測方法と計測の手軽さはそのままに、より精緻な身体の3Dモデル生成を可能とした3D計測用ボディースーツとなった。
「ZOZOMAT」「ZOZOGLASS」は継続
ZOZOは、足のサイズを測る「ZOZOMAT」と、21年3月にサービスを開始したフェイスカラー計測ツール「ZOZOGLASS」のサービスは、引き続き利用できることを明らかにしている。
併せて「ZOZOSUIT 2」も引き続き、協業パートナーを募集する。3Dレーザースキャナーに匹敵する高い精度と、スマホがあれば簡単に身体の3D計測ができる手軽さを兼ね備えていることから、より高い精度の計測データが求められるスポーツウェアやアンダーウェアなどの開発をはじめ、フィットネスや予防医療、ヘルスケア、ゲーム、エンタメなど、ファッションの枠を超えた領域などでも活用が考えらている。
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