2022.05.18 通販会社
ベガコーポレーション期末決算、営業利益67%減…コロナ特需の反動減も
家具インテリアのECサイト「LOWYA」を運営する(株)ベガコーポレーションがこのほど発表した2022年3月期(21年4月~22年3月)決算は、売上高が168億3200万円、営業利益が前期比67.3%減の5億9600万円、純利益は同67.0%減の3億8200万円となった。

LOWYA事業の流通総額は7.4%減
収益認識に関する会計基準の適用により、売上高の前期比(%)は開示していないが、前期比では減収。コロナ禍前の2年前比では28.2%の増収となった。営業利益も減益となったが、同じく2年前比では413.8%増と大幅な増益。コロナ禍前と比べ、主にLOWYA旗艦店への投資で固定費率や広告宣伝費率が上昇したが、販売関連費率や配送費率の減少で、全体として販管費率は安定的に推移している。
LOWYA事業のGMV(流通総額)は、前期比7.4%減の176億700万円となった。需要が急伸した前期の反動減があったが、会員数増、リピート率上昇、品揃え拡充など、成長に向けた取り組みが着実に進捗した。
他社ブランド商品の取り扱いが1年で10倍に拡大
LOWYA旗艦店のGMVは全体の52.5%となり、会員は約112万人を超えて順調に増加。ゲスト購入者の会員化と新規会員のリピート会員化が進み、リピート会員のGMVが増加傾向にある。品揃えに関しては他社ブランド商品の取り扱いが1年で10倍に拡大し、アクセスと受注を獲得している。アプリは前期比200%増となる60万ダウンロードを突破し、Instagramのフォロワー数は同120%増の81万フォロワーを超えた。
利益面では、海上コンテナ輸送運賃や原材料価格の上昇と円安進行の影響を受け、原価率が上昇した。他方、物流の取り組みとしてコスト削減施策に継続的に取り組み、配送費率はより一層改善されている。
新規事業として取り組んでいる越境プラットフォーム「DOKODEMO」のGMVは前期比83.3%増の35億9800万円となり、過去最高額を更新。第3、第4四半期の2四半期連続で10億円を超えた。直近実績では、台湾をはじめアジア向け配送の割合が一層高まり、北米や欧州、オセアニアなどからの利用も増えている。渡航制限で、インバウンド消費の代替としての越境ECに対する需要が高まる中、アクセス数、会員数ともに順調に推移している。
次期業績は減収減益を予想
23年3月期の通期業績予想は、売上高が前期比3.2%~2.8%減の163億円~173億円、営業利益が同100.0%~66.4%減の0円~2億円、純利益は同95.3%~63.9%減の1800万円~1億3800万円を見込んだ。
家具EC事業では、自社PB商品だけでなく、他社ブランドの取り扱いも含めた品揃えの強化、SNSおよびSEO戦略などのマーケティング施策による集客強化、UI/UX・配送・ARなどのサービス強化、これらの施策推進を支える物流・システムなどのインフラ強化を推進する。
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