2022.05.17 通販会社
メルカリとUTEcon、商品カテゴリ別のフリマアプリ需要可視化サービスを開始
(株)メルカリが運営するメルカリ総合研究所と東京大学エコノミックコンサルティング(株)=UTEconは16日、フリマアプリ「メルカリ」で取引される商品カテゴリごとの取引価格と流通量の変動状況を指数で可視化した『メルカリ物価・数量指数』の提供を開始すると発表した。CtoCサービスにおける消費者の需要を可視化した世界初の事例となる。

通常は把握困難な二次流通市場の取引価格や規模の変化を可視化
月単位で表す『メルカリ物価・数量指数』は、消費者研究やマーケティング研究への活用が期待され、トレンドの迅速な把握をめざすメディアや、企業の商品戦略立案担当者にも有用だ。例えば、このところの物価上昇に伴う消費への影響を分析する際にも、通常は把握困難な二次流通市場の取引価格や規模の変化を示す興味深いデータになりそうだ。
4月にメルカリが実施した「物価上昇に伴う生活防衛に関する調査」では、今後、「メルカリ」で購入が増える商品として、これまで活発に取引されてきた服や書籍・漫画に加え、コスメ・化粧品や食品なども上位に挙がる結果となった。こうしたことから、個人間商取引を含む二次流通市場を活用する消費者の増加、取引される商品カテゴリの拡大が予想される。
一方、消費における二次流通市場のシェアが拡大を続けると、従来の一次流通市場のデータだけでは消費の動向を正しく把握することが難しくなると考えられる。また、二次流通市場の動向も把握しようにも、現在は中古住宅、中古車および一部製品を除き、適切なデータを取得する手法が確立されていないのが実情だった。
UTEconと共同で『メルカリ物価・数量指数』として情報提供
そこで、月間利用者数2000万人を超えるフリマアプリ「メルカリ」を活用し、「メルカリ」で取引される商品群の価格・流通量変動を可視化するシステム開発に着手。UTEconと共同で取り組みを進め、『メルカリ物価・数量指数』として情報提供を始めることとした。
同日、併せて公表した「メルカリ物価・数量指数からわかる4月トレンド」によると、ハンドメイドカテゴリーの「アクセサリー/時計」の物価指数は過去最高。スポーツ関連チケットの物価指数は前年同月比約1.3倍。スマホ/携帯電話の物価指数も同約1.3倍増で、「メルカリ」上のスマホ取引件数は「iPhone 12本体」がトップで、同約6倍――など。
今後は、モノの需要が把握できる『メルカリ物価・数量指数』の応用で、緊急事態や災害時の供給不足のモノや地域の割り出し、緊急度検知ができる仕組みを構築し、政府や公的機関とともに社会実装していく取り組みの推進をめざしたいとしている。
■『メルカリ総合研究所』
https://pj.mercari.com/souken/
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