2022.04.25 通販会社
そごう・西武、AIカメラを活用した顧客分析の実証実験を開始
(株)そごう・西武はこのほど、新たなマーケティング手法への取り組みとして、AIカメラを活用した顧客分析の実証実験を 西武池袋本店の対象フロアで開始した。6月1日から、そごう大宮店でも同様の取り組みを計画している。

フロアに来場した顧客の数の把握と性別・年代を推定
西武池袋本店の19年度来店者数は約7000万人と多くの来店客を数えている。しかし、その中で取得できるデータは、店舗全体の入店客数と商品を購入した顧客の情報のみで、フロアに来場している多くの顧客情報は取得できていなかった。
そこで、AIIカメラを活用することで、いままで明らかになっていなかったフロアに来場した顧客の数の把握と属性(性別・年代)を推定。取得したデータの分析で、より精度の高い「テナントのリーシング」や「売場施策」を実施したい考えだ。
個人を特定せずに情報を活用可能に
また、今後は店内での顧客の買い廻り情報取得へと発展させていく予定で、実店舗の顧客接点としての価値向上をめざす。将来的には購買データと組み合わせ、来店から販売に至るまで時系列での行動分析を行うことでRaaSとしての活用もめざしたいとしている。
実証実験は、西武池袋本店地下1階と2階、そごう大宮店も地下1階と2階を対象フロアとする。AIカメラの設置台数は、西武池袋本店が29台、そごう大宮店は13台となる予定だ。
実証実験はIdein(株)の技術を採用する。同社が提供するエッジAIプラットフォーム「Actcast」を活用することで、取得した情報をAIカメラ内での処理が可能となった。解析結果はテキストデータのみとなるため、顧客のプライバシーにも配慮したデータ収集で、個人を特定せずに情報を活用することができるという。
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