2022.03.25 通販会社
「とろみづけ」を効率化、介護施設向けサブスク「トロリンパ」がオープン
アルフレッサ ホールディングス(株)の連結子会社であるアルフレッサ(株)は24日、ヤマト運輸(株)、森永乳業グループ病態栄養部門の(株)クリニコ、凰商事(株)と連携し、4月4日から、介護施設での「とろみづけ」の効率化を実現するサブスク型サービス『TRORINPA(トロリンパ)』の販売を開始すると発表した。

超高齢化社会に突入した日本ならではのサブスクサービスが誕生
世界に先駆けて超高齢社会に突入した日本は、さまざまな社会課題を抱えた課題先進国と言われており、厚生労働省の推計によると、2040年度には介護職員が約69万人不足する見通しとなっている。
また、誤嚥性肺炎による死亡者数は年々増加しており、日本における死因順位の6位に位置し、さらに高齢になるほどその比率は上昇傾向にある。そのため、介護施設では、誤嚥性肺炎を防止するため、嚥下機能が低下している高齢者に対して、1日3回の食事に加え、お やつや投薬などのタイミングで、飲料に「とろみ」をつけて提供している。
とりみ飲料を人数分作ることが介護施設職員の大きな負担に
しかし、都度、利用者に合わせて手作業でとろみの状態を調整し、数種類のとろみ飲料を人数分作るなど、職員には大きな負担になっている。こうしたことから同社は、とろみ調整食品などのメーカー・クリニコ、とろみサーバーメーカーの凰商事、多様な物流ネットワークと受発注システムをもつヤマト運輸と連携して、『TRORINPA』の販売を開始することとした。
アルフレッサと販売代理店契約を締結した、介護施設にもっとも身近なパートナーである「調剤薬局」が販売を行う。介護施設を対象に、ボタン操作のみで3 段階の粘度のとろみづけができ、まとめ取りも行える「とろみサーバー」を設置し、とろみ調整食品などの定期配送を行う。基本使用料(定額)は税込2万2000円/月。とろみサーバーの利用料と設置費、月1回の専門業者メンテナンス料、年1回のメーカーメンテナンス料、浄水器交換料が含まれる。
介護施設を対象に「1か月無料トライアルキャンペーン」を実施
アルフレッサは、28日から首都圏の調剤薬局を対象に販売代理店募集を開始し、対象エリアを順次拡大する考えだ。調剤薬局向けの試飲会も計画している。また、4月4日のサービス開始に合わせて、介護施設を対象に「1か月無料トライアルキャンペーン」を実施する。初年度は200施設への導入を計画。医療機関に関しては、アルフレッサとの直接契約の形で、サービスを提供する予定でいる。
同社とヤマト運輸は、19年に「医薬品流通研究会」を立ち上げ、両社の経営リソースやノウハウを活用することで、医療・介護関係者や患者、地域に貢献できる確実な新しい流通ネットワークの確立をめざしている。今後もクリニコや凰商事など、さまざまなパートナーと連携し、調剤薬局の経営支援に繋がるソリューションの提供や、コロナ禍で多忙となっている介護施設の支援に繋がるサービスの開発などに努めたいとしている。
■『TRORINPA』 (4月4日オープン)
https://info.trorinpa.com/
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