2022.03.18 調査・統計
SDGs認知度、シニア世代で8割超…取り組み意向は70代がトップ
3月17日は「みんなで考えるSDGsの日」――。(株)ハルメクホールディングスのハルメク 生きかた上手研究所はこの日、『SDGsに関する意識と実態調査』の結果を公表した。認知度はシニア世代も8割を超え、次世代への意識や反省などもあって意識の高さも明らかになった。同時に、取り組みたいという意向も70代がトップだった。

SDGsの認知度は全世代で87%に
コロナ禍により、生活者全体でSDGsへの意識が高まっていると言われている。シニア世代を含め、どれぐらいSDGsが浸透してきているのか、今後どんな取り組み意向があるのか。2月10日~15日、全国の20~79歳の男女1200人に聞いた。
それによると、SDGsの認知度は「言葉は聞いたことがあるが、内容は分からない」まで含めると全世代で87.6%に上った。内容まで知っている人は64.4%で、70代では72.0%とほかの世代よりも高かった。「脱炭素」などの関連ワードの認知も、おおむね60代以上が高く、20~30代は「LGBTQ+」の言葉の認知が高かった。
SDGsに取り組みたい割合は全体で56%、70代で76%に
SDGsに取り組みたい割合は全体で56.6%。60代は62.0%、70代は76.5%となった。現在行っていることは、世代を問わず「詰め替え商品を買う」「電気・水の節約」「食材を使い切る」などが上位。70代は「なるべく長く使えるものを買う」「なるべく修理して使う」なども高かった。年代が高くなるほど、「いますぐ取り組む意識」が高くなり、70代では63.0%だった。
SDGsに関する情報は「知りたい」が49.5%。シニアはほかの世代と比べて高く、特に70代女性は79.0%で全性年代の中で最も高かった。SDGsに取り組む意識としては、「自然を守りたい」「地球を次世代につなぎたい」「自分の生活を守りたい」が高く、70代は「子どもや孫を守りたい」という意識も高くなっていた。
シニア世代には「便利に慣れすぎた反省」の意識も
「一人ひとりが取り組む」「小さくてもできることを続けることが大切」という意見は全世代共通でみられた。そのほか、若者世代では、「いま、ブームのように感じる」「興ざめ感がある」、70代は「便利に慣れすぎた反省」や「義務」だと捉える声も挙がっていた。
ハルメク 生きかた上手研究所の梅津順江(うめづ・ゆきえ)所長によると、SDGsというテーマでは、必ずと言っていいほど世代間ギャップの視点が浮上するが、「社会貢献意識は若者が高く、高齢者は低いという解釈」は早計だ。調査でも意識や意欲は若年層より高いことは明らかになった。本人たちからは「便利に慣れ過ぎることへの反省がある」「次世代のために自分達の責任を果たすべき」というコメントがあったという。
その上で、「いまという瞬間、社会課題に向き合おうとしているのは誰もが一緒。世代を問わず、「小さくてもできることを続けることが大切」というマインドで、一人ひとりが取り組めば、持続不可能を持続可能にすることはできるはず」としている。
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