2022.03.16 調査・統計
DMは重要なものが「紙」、広告などは「デジタル」が好まれる傾向に
トッパン・フォームズ(株)が15日発表した『ダイレクトメール(DM)に関する2021年調査』の結果によると、通知物の受け取り方法で、紙媒体とデジタル媒体それぞれに対する生活者の好意度が目的や用途に応じて異なることや、スマホ利用層の拡大で、QRコードでのWEBサイトへの遷移がますます一般化していることが明らかになった。

DMの開封・閲覧割合は69%
生活者の意識とDMを取り巻く実態や時系列変化などの定点的な把握を目的にした調査は年に1度実施。今回は2021年12月14日~20日、全国の20~70代以上の男女で、届いたDMを3割以上開封する人・メールマガジンに登録している人の2000サンプルを集めた。
それによると、1週間に受け取るDMの数は9.0通。届いたDMの開封・閲覧割合は69%。デジタル化が進む中、過去の調査と比べても差はなく、受取数・開封割合ともに横ばい。開封数についての「増減認識」は20~30代を中心に増加傾向にあった。
重要な通知や複数人で閲覧するものは「紙で」という意向が高い一方、広告期間の短いものやポイント関連のお知らせは「デジタルで」。保守・契約更新や商品カタログなどは53.9%が紙媒体で閲覧したいと回答する一方、イベントやセールなどのお知らせなどはPC・スマホでの閲覧意向がいずれも60%強を占めていた。
DM→WEBへの遷移方法、「QRコード」が51%に
DMからWEBへの遷移方法は、QRコードでの遷移に対する好意度は継続的に上昇し、21年度には51.9%となった。17年と21年の年代別回答を比較すると、60代以上の利用意向の上昇が顕著。スマホ利用率が60代で39.4%から64.4%、70代で16.1%から35.6%へとそれぞれ上昇していることなどから、スマホでWEBサイトを閲覧することがより一般化したことで、QRコードへの好意度も上昇したのではないかと推察される。
社会全体のデジタル化が進む中、紙媒体とデジタル媒体それぞれの特長に対する生活者の理解が深まっていることや、利用シーンに応じた最適なコミュニケーションの実現のために、紙・デジタル両媒体の使い分けが一層必要になるということが、調査結果から推察される。
同社によると、調査結果内で示すアライアンスDMに対する態度などからは、生活者のDM開封基準が明確になってきている傾向も見られた。この点は、DMを開封する前に関心を持ってもらうための送り手側の工夫が、今後いっそう重要になることを示唆している。
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