2022.02.04 ECモール
メルカリ2Qは赤字に増収減益、売上47%増も積極投資で純損失27億円
(株)メルカリが3日発表した2022年6月期第2四半期(21年7月~12月)連結決算は、売上高が前年同期比47.7%増の711億9100万円、営業損失が17億7400万円(前年同期は13億7000万円の利益)、純損失は27億2800万円(同41億1100万円の利益)となった。

ユーザー数の増加などでメルカリGMVが15%増の2268億円に
売上高の増加は、フリマアプリ「メルカリ」のユーザー増などが貢献。「メルカリ」の第2四半期GMV(流通取引総額)は前年同期比15%増の2268億円、MAU(月間アクティブユーザー)は同13%増の2045万人となり、ともに過去最高を更新した。一方、新規ユーザー獲得のための広告宣伝費の増加をはじめ、各規事業への投資の強化などで、営業損失を計上した。
主力事業のメルカリJPは、パーソナライゼーションやWEBの強化など、幅広い世代が簡単・安心に利用出来るサービスの提供に注力。第2四半期単体の売上高は前年同期比15%増の218億円となり、こちらも過去最高。累計GMVは4302億円となった。一方で、「メルカリ」の出品数の鈍化や購入頻度の減少が影響し、想定比でGMVの成長率は低かった。
メルロジ設立で配送のUX向上と環境負荷低下へ
また、NFT事業参入に向けた1st STEPとして、パシフィックリーグマーケティング(株)と共同で、動画コンテンツを購入できる「パ・リーグ Exciting Momentsβ」の提供を開始。さらに「メルカリ」の成長を見据え、発送オペレーションの構築、配送のUX向上と配送時の環境負荷の観点から10月に(株)メルロジを設立し、物流に関する新規事業を開始した。
(株)ソウゾウでは、「メルカリShops」の本格提供を10月より開始した。提供している機能が限定的な中でも、将来成長に資する積極的なマーケティング施策により、出店数や出品数が着実に上昇するなど、好調に推移している。
メルペイの「定額払い」再建残高が350億円を突破
スマホ決済サービスを提供するメルペイでは引き続き、「メルカリ」の利用実績とAI技術を活用し、ユーザの最新の利用状況にあわせた適切な与信を提供することで、与信分野を中心に収益力の強化に取り組んだ。この結果、「メルペイ」の利用者数は1214万人となるとともに、「定額払い」債権残高が350億円を突破するなど、順調に成長している。
メルカリUSでは、ホリデーシーズンの需要期に合わせたマーケティング施策が奏功。7月から引き続き流通総額の成長率が月次ベースで加速するとともに、MAUは12月単月530万人を達成した。「Mercari」の流通総額は5億8000万米ドル(649億円。為替レートは111.91円で換算)となり、前年同期比で2700万米ドル増加し、MAUは512万人となった。
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