2022.01.14 通販会社
ファストリ1Qは増収増益、海外ユニクロ事業が好調…EC売上は0.2%減
ユニクロを運営する(株)ファーストリテイリングが13日発表した2022年8月期第1四半期(21年9月~11月)連結決算は、売上収益が前年同期比1.2%増の6273億9100万円、営業利益は同5.6%増の1194億600万円、純利益は同33.0%増の935億9200万円となった。

純利益は1Qで過去最高に
増収増益は、主にその他アジア・オセアニア地区(東南アジア、オーストラリア、インド)、北米、欧州のユニクロ事業が大幅な増収増益と好調な業績となったことによる。グローバルで収益の柱が多様化したことで、純利益は第1四半期で過去最高益となった。
事業成長の柱の一つとして注力しているEC事業は、店舗と一体で本業と捉え、店舗とECが融合したサービスや、在庫の一元管理などの改革を加速させている。国内ユニクロ事業のEC売上高は、前年同期比0.2%減の366億円となったが、2年前比では約5割の増収となり、順調に拡大している。
国内ユニクロ事業の売上収益は10.8%減、暖冬で秋冬所品が苦戦
国内ユニクロ事業は、,売上収益が前年同期比10.8%減の2264億円、営業利益が同18.8%減の487億円と大幅な減収減益となり、既存店売上高は7.7%減となった。これは前年同期が在宅需要やエアリズムマスクの販売が盛り上がったことでハードルが高かったことに加え、9月から10月中旬まで気温が高い日が続き、秋冬商品の販売に苦戦したことによる。
気温が低下した10月中旬からは、アウターやインナーなどの防寒衣料の販売が好調。11月の感謝祭期間中の売上も前年を上回ったが、累計期間では減収となった。売上総利益率は、過度な値引き販売を抑制し、値引率が改善したことなどにより、同0.5ポイント改善。売上高販管費率は、減収に伴い同2.6ポイント上昇した。
海外ユニクロ事業は1Qで過去最高の業績に
海外ユニクロ事業の売上収益は、前年同期比15.0%増2997億円、営業利益は同44.6%増の599億円と、大幅な増収増益となった。その他アジア・オセアニア地区、北米、欧州の販売が好調だったことによるが、グレーターチャイナは若干の減収、大幅な減益。収益の柱が多様化したことで、全体では第1四半期として過去最高の業績となった。
地域別では、中国大陸は減収、大幅な減益となった。コロナ禍に伴う厳しい規制が継続的に実施されたことなどによる。香港、台湾は大幅な増収増益、韓国は増収増益となった。その他アジア・オセアニア地区は2年前の水準まで回復。米国は旅行需要が一部回復したことなどで大幅な増収、黒字へ転換した。欧州は、ECのアプリ会員の獲得などを通じて支持が高まったことなどで、大幅な増収増益を達成した。
GU事業の売上は8.7%減
ジーユー事業の売上収益は前年同期比8.7%減の698億円、営業利益は同 34.5%減の89億円と減収、大幅な減益となった。秋冬商品の販売に苦戦したことに加え、生産や物流の遅延の影響により冬物商品の立ち上げが遅れたことで、既存店売上高は減収となった。
売上総利益率は、秋物商品の在庫消化を進めるための値引き販売や、素材高・輸送費の高騰の影響を受けて原価率が上昇したことで、同1.7ポイント低下。売上高販管費率は同3.2ポイント上昇したが、主にECの拡大に向けて西日本に自動化倉庫を稼働したことで一時的に物流費が増加したこと、ブランディングのためにマーケティングを強化したことによる。
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