2021.12.20 行政情報
「カシミヤのストール」と虚偽表示、ECモールでの販売商品に注意喚起
消費者庁はこのほど、Amazonが運営するショッピングモールサイトで、「カシミヤ100%」などとうたった偽商品を販売していた3社とブランド名を、消費者安全法に基づいて公表した。情報を都道府県などにも提供して周知を図ったほか、消費者には、「大手サイトだからといって広告を鵜呑みにせず、その信用力を悪用する販売業者もいることに注意し、購入前に信用できるかどうかを確認してほしい」などと注意を呼びかけている。

各商品の混用率はすべてが100%以下の「偽表示」に
販売元3社と「ブランド」は、teammaの「Sooyi」、ailan 国際貿易の「Larmliss」、Hoomoi JAPAN(メーカー直営店)の「Hoomoi」。いずれも、知名度がある大手ショッピングモールサイトの信用力を利用し、カシミヤがまったく含まれていないにも関わらず、「カシミヤ」「素材構成:100%カシミヤ」などとうたい、ストールを販売していた。
消費者庁が各商品の混用率などを調べた結果、すべてが「偽表示商品」と判明。「Sooyi」の商品はポリエステル86.1%・レーヨン13.9%で、「Larmliss」はポリエステル90.2%・レーヨン9.8%、「Hoomoi」はポリエステル59.1%・レーヨン31.1%・ナイロン8.6%・綿1.2%だった。
実態調査では虚偽表示の実態は把握できず
こうした虚偽の広告・表示を確認した同庁は、実態調査を試みたが、事実上、把握できていないのが現状という。調査の過程で販売元の表示を変更した動きもあり、調査の対象にできなかった事業者もあった。現在も一部商品は購入可能になっているといい、同様の手口による「偽表示商品」の販売が、今後も繰り返し行われる可能性が高いとしている。
消費者庁は、ショッピングモールサイトを利用する消費者に向けて、「通信販売では、購入時に直接、商品を手に取ることができないため、広告・表示により商品選択を行うこととなる。広告・表示の内容をすぐに鵜呑みにせず、多角的に 情報を収集するなど十分に検討を行い、納得の上で商品を選択、購入するように」とアドバイス。
特に、海外のものと思われる住所や電話番号を表示する販売業者は、トラブル時の対応が困難となることもあり、注意が必要とした上、取引に関して不審な点があった場合は、各地の消費生活センターなどへの相談を呼びかけている。
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