2021.11.15 通販会社
富士山マガジンサービス3Q、営業利益44%増…デジタル雑誌取付が好調
(株)富士山マガジンサービスがこのほど発表した2021年12月第3四半期(1~9月)連結決算は、売上高が前年同期比14.8%増の43億5400万円、営業利益が同44.4%増の3億5000万円、純利益は同36.9%増の2億2700万円となった。

取扱高は5.7%増の88億7500万円
取扱高は前年同期比5.7%増の88億7500万円。雑誌出版市場が大きく縮小する中、同社グループの総登録ユーザー数は370万5031人となり、うち継続課金ユーザー数は64万3568人。会員数は着実に伸びているが、ユーザーの増加率については、紙雑誌の定期購読サービス領域の新規顧客獲得の効率化を進めていることもあり、鈍化している。
こうした環境の中、定期購読者の囲い込みや新規読者の獲得のため、引き続き各マーケティングチャネルの充実やSEO対策、リテンション対策による定期購読者化と新規受注高の増加、継続受注高増加のための各種施策を実施してきた。
さらに、出版社の配送支援業務とWEB経由以外で新規の定期購読者数を増やすため、出版社が管理する既存の定期購読顧客の管理を同社に移管。購読顧客の獲得から管理、配送までを一括で受ける「Fujisan VCS(Fujisan Value Chain Support)」の展開と法人顧客開拓についても、引き続き注力した。
他社へのデジタル雑誌取次分野のサービスが着実に成長
一方、「第2の矢」事業と位置付けるデジタル雑誌関連の事業は、18年第2四半期から、(株)電通と合弁で設立した(株)magaportの事業開始に伴い、従来の「Fujisan.co.jp」上でのデジタル雑誌販売だけでなく、他電子書店向けのデジタル雑誌取次分野と派生するサービス領域事業に注力。主に雑誌読み放題サービスで着実に成長を続けている。
コスト面については、第2四半期に引き続き、主にマーケティングの効率化により発生するコストを抑えている。
通期業績予想を上方修正
これらの業績動向を踏まえ、今期の通期業績予想を一部、上方修正した。売上高57億5000万円(前期比11.8%増)は変わらず、営業利益を3億円から4億3000万円(同33.0%増)、純利益を2億円から2億7500万円(同28.1%増)と、それぞれ見込んだ。
主力事業である紙雑誌の定期購読支援事業は、新規会員の獲得で鈍化傾向だが、子会社でデジタル雑誌取次と配信事業を行う(株)magaportを中核とする「第2の矢」事業が順調なこと。さらに、子会社で雑誌出版社のECサポート事業を行う(株)イデアを中心とする「第3の矢」事業の業績が、新規受託店舗を中心に堅調に推移していることなどを挙げている。
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