2021.10.04 通販会社
アダストリア2Qは黒字転換、迅速なEC連携で在庫消化
(株)アダストリアがこのほど発表した2022年2月期第2四半期(21年3~8月)連結決算は、売上高が前年同期比16.3%増の926億1100万円、営業利益が6億3100万円(前年同期は44億1000万円の営業損失)、純利益は4億4800万円(前年同期は24億6100万円の純損失)となった。

国内EC売上は8.3%増の273億円
国内売上高は、866億7300万と前年同期比15.6%の増収となったが、前年同期比の売上高が大幅に回復した第1四半期に比べ、第2四半期はコロナ禍とともに、長雨などの不安定な気候も影響。前年のような「リベンジ消費」もなかったことから、前年同期を割り込む結果となった。こうした状況の中、迅速にECへ連携することにより、在庫消化などを図った。
WEB事業の国内EC売上高は、前年同期比8.3%増の273億円。引き続き、自社EC「ドットエスティ」への集客の取組みの強化などで成長を継続している。国内売上高に占めるEC化率は31.2%。「ドットエスティ」の会員数は、前期末から100万人増えて1270万人となった。
グローバルワークのEC販売が好調
主力ブランドであるグローバルワークのEC販売が好調に推移。ECの好調を受け、EC比率の高いブランドも堅調だった。国内子会社では、EC専業のBUZZWIT社が好調に推移し、ハイブランドのエレメントール社もECが伸長して増収となった。
海外売上高は、前年同期比26.8%増の59億3700万円となり、海外事業全体で黒字となった。ニコアンド上海2号店の出店が寄与した中国が同169.3%の大幅増収となったほか、コロナ禍の影響が小さかった香港でも増収増益。成長率は鈍化したが、台湾も増収増益を維持。米国は、経済の回復に伴い実店舗・卸売事業ともに増収となり、黒字に転換した。
「適時・適価・適量」の商品提供で在庫コントロールと値引き販売抑制を実施
店舗展開は、60店舗の出店(海外1店舗)、17店舗の退店(海外4店舗)の結果、第2四半期末の同社グループの店舗数は、1443店舗(海外65店舗)となった。
収益面については、変化する市場環境に対応しながら、「適時・適価・適量」の商品提供による在庫コントロールと値引き販売の抑制を推し進めた結果、売上総利益率は54.8%(前年同期比1.7ポイント増)と、前年を上回る水準を維持した。販売費・一般管理費は自社ECの認知度向上に向けて広告宣伝を増やしたこともあって7.4%増加したが、増収効果により販管費率は54.1%と同4.5ポイント改善し、営業黒字を確保した。
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