2021.09.30 調査・統計
エシカル消費対応商品の購入意向、1位「地元の産品」・2位「産直品」
日本生協連は29日、エシカル消費に関する組合員の意識や購買行動について調査した『人や環境にやさしい消費活動についてのアンケート』の結果をまとめ、発表した。マイバッグの持参は9割を超えるなど、関心度は高いものの、3人に1人の「価格が高い・経済的な負担が増える」といった声が、取り組みへの壁になっていることもうかがえた。

普段の買い物時に実行すること、1位が94%で「マイバッグを持参する」
エシカル消費(倫理的消費)とは地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動をいう。調査は7月8日~13日。日本生協連に加盟する全国10の生協・生協事業連合を対象に、5879人の組合員からの回答を集約し、分析した。
それによると、普段の買い物時に実行することとして「マイバッグを持参する」という回答は94.3%に達していた。次に多かったのは「詰め替え商品を購入する」で78.8%。一方、エシカル消費対応商品の購入意向は、「地元の産品」(46.5%)、「産直商品」(33.1%)、「オーガニック食材」(14.4%)、「フェアトレード商品」(11.2%)など、ばらつきが見られた。
食品ロス削減の取り組みは「必要な分だけ購入」「なるべく家にあるもので料理」など
食品ロス(廃棄)を削減する家庭内の取り組みについては、58.9%が「買い物時に必要な分だけ購入する」、56.6%が「なるべく家にあるもので献立を考える」と回答。「食べ残さないように作る分量など工夫をしている」(46.7%)、「大量に購入した食材は作り置いて冷凍保存をする」(43.5%)などの工夫をしている家庭もあった。
エシカル消費に「関心がある」「やや関心がある」と回答した割合は57.3%だった。エシカル消費などの社会的取り組みをする場合の理由は、「環境のため」が最も多く58.6%、続いて「子どもや次世代のため」が39.1%、「働く人の支援や動物保護につながるから」が32.1%。
「価格が高い」「効果がわからない」などが障壁に
反対に、エシカル消費に取り組むことができない・しづらい理由として最も多かったのは、「価格が高い、経済的な負担が増える」が36.2%だった。次いで「取り組みの効果が分からない」「どんな取り組みがあるか知らない」といった回答で、いずれも17.1%だった。
コロナ禍以降のエシカル消費について意識の変化は、「以前と変わらない」が53.9%。一方で、15.5%は以前よりも「強まったと思う」「やや強まったと思う」と回答。強まった理由は「家で過ごすことが増え、暮らし方を見直すようになったため」が54.3%、「健康や安全への関心が高まったため」(47.9%)、「生産者を応援したいと思ったため」(44.1%)と続いていた。
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