2021.09.13 調査・統計
まだ祝われる年齢では…敬老の日が楽しみなシニア女性は9%、孫は別
女性誌部数No.1の雑誌「ハルメク」を発行する(株)ハルメクの生きかた上手研究所がこのほどまとめた「孫と敬老の日に関する意識調査」によると、敬老の日を楽しみにしているシニア女性は9.0%。「祝われる年齢ではないし、むしろ祝う側。でも、孫からは祝われたい」。そんな心情が浮き彫りになる結果となった。今年の「敬老の日」は20日――。

若々しい現代のシニアは自分を「高齢者」と思っていない傾向も
「敬老の日」は、お年寄りを敬うおめでたい祝日。おじいちゃん、おばあちゃんには嬉しい行事? 一方で、元気で若々しい今のシニアは自分を「高齢者」と思っていないという傾向も。7月30日~8月2日に、50~84歳の女性300人に実施したWEBアンケートによると、楽しみにしている人は9.0%、お祝いされたい人は18.3%と、消極的な声が多く聞かれた。今年の敬老の日がいつなのかを知らない人も48.0%に上っていた。
お祝いされたくない理由で多かったのは、「祝われる年齢ではないと思うから」の36.3%。次いで「老人扱いされているように感じるから」が27.8%。自分はまだまだ現役という意識が見られた。ちなみに、敬老の日にお祝いされると思う対象の年齢は、平均70.7歳だった。
敬老の日に「子どもや孫にお祝いされる」は13%
当日の過ごし方で最多は、「何もしない」が65.0%。「自分たちの親をお祝いする」が20.0%。「子どもや孫にお祝いをされる」のは13.0%と、祝われるより祝う割合のほうが高かった。
お祝いの対象と思われることに消極的な人が多い一方、お祝いをされたいと思う人は300人中55人。割合にすると、うち76.4%(42人)が「孫からお祝いされたい」。60代で79.3%(23人)、70代では81.3%(13人)と、孫からのお祝いは嬉しいと感じていることがうかがえる。
敬老の日は「自分たち自身をお祝いする日」に?
生きかた上手研究所の梅津順江(うめづ・ゆきえ)所長によると、「楽しみにしているシニアは9%」という結果を研究所内で公表すると躊躇の声が上がったという。「敬老の日そのものが形骸化しているとみえてしまう」「敬老の日を楽しめていないというイメージが助長されてしまう」という懸念だった。
今回の結果は、シニア女性が「自分たちはまだ元気な現役世代で若い」と自認していることの裏返し。「自分の親世代を祝う」「孫からは祝われたい」という両側面が享受できることに気づいたことで、置かれている立場や役割によって、祝ったり祝われたりできる素敵な日、という再定義をしたら活気づく市場が想像できたという。
「夫と外食や豪華な食事」「同世代の友人との旅行」に費やしたいという意見もあった。「自分たち自身をお祝いする日」という提案は、「敬老の日市場の新たな兆し、と解釈したら行き過ぎになりますでしょうか」――。
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