2021.09.07 通販会社
ファーマフーズ決算、売上3倍・営業利益7.6倍…『ニューモ』が好調
(株)ファーマフーズが6日発表した2021年7月期(20年8月~21年7月)連結決算は、売上高が前期比204.5%増の467億5200万円、営業利益が同666.6%増の56億7300万円、純利益は同455.9%増の38億4100万円となった。

定期顧客が1年で約3倍に拡大
主要3事業の「通信販売」「機能性素材」「バイオメディカル」の各事業とも大幅増収。積極的投資と利益創出の両立に成功した。健康食品や化粧品の販売チャネルは、ネットやドラッグストアでの販売の増加など、多様化が進展。『ニューモ育毛剤』を中心に顧客獲得が進み、前期末時点で24万4715件だった定期顧客件数は、7月末時点で77万3844件となった。
通信販売事業の売上高は、前期比245.7%増の435億2400万円と大幅な増収。広告宣伝費248億800万円(前期は73億7000万円)を計上したが、同時に利益回収が大きく進捗した結果、セグメント利益は同872.3%増の55億7500万円となった。定期顧客件数の増加がもたらすリピート購入により、「利益回収の早期化」と「利益水準の上昇」が続いている。
『ニューモ育毛剤』の売上高は38億円
自社でEC・通販を手がける『ニューモ育毛剤』は、テレビとWEB広告に加え、新聞広告などの紙媒体でも顧客獲得に注力。既存顧客のリピート購入も増加し、売上高は267億6300万円となった。サプリメントの販売では、『ニューモサプリメント』の売上高が38億600万円となり、育毛剤との同時購入で顧客単価の向上に寄与した。また、膝関節サプリメント『タマゴサミン』の売上高は30億6100万円となり、利益に寄与した。
化粧品の販売では、『ヘアボーテ エクラ ボタニカルエアカラーフォーム』の販売に注力。CPOを重視した新規顧客獲得を行い、7月末時点の定期顧客件数は、9万8210件(前期末時点は2万6326件)となった。
機能性素材事業の売上は10%増の28億円
機能性素材事業の売上高は前期比10.7%増の28億5200万円、セグメント利益は同3.7%減の7億7000万円となった。主力商品の「ファーマギャバ」の売上高は同9.1%増の13億4800万円。併せて「Cerepron(セレプロン)」「HGP」およびOEM事業の売上が大幅に増加したことにより、事業全体の売上を押し上げた。
OEM事業の売上高は前期比33.7%増の7億3900万円。国内を中心にヘルスケア企業向けダイエット食品、ナショナルブランド向けパウチゼリーなどが増加した。国内では堅調に推移したが、中国のサプリメント向け販売が減収となった。
バイオメディカル事業の売上高は前期比101.4%増の3億7500万円、セグメ ント利益は8100万円(前期は4500万円の損失)となった。「自己免疫疾患プロジェクト」では、田辺三菱製薬(株)と抗体医薬に関する共同研究を2年間にわたり推進。これをもとに1月、独占的ライセンス契約を締結した。
次期業績も増収増益を予想
これらの業績を踏まえ、22年7月期の通期業績予想については、売上高が前期比29.7%増の606億3100万円、営業利益が同1.8%増の57億7300万円、純利益は同4.7%増の40億2100万円を見込んだ。通信販売事業の販売体制で、コールセンターとECサイト、受注管理、広告管理システムの効率化を実現し、ユーザーニーズに迅速に応える体制を構築する。
機能性素材事業では、販売拡大とともに、海外市場での安定供給のため、海外における生産体制を強化。海外市場に対応する人材の増強を図り、主力の北米・中国に加え、今後市場拡大が見込まれる東南アジア地域での展開に注力する。バイオメディカル事業では、今後もパイプラインの拡充による事業基盤の拡大を図り、将来の成長をめざす。
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