2021.07.30 通販会社
千趣会2Qは黒字転換、販促からリピート促進施策へのシフトが奏功
(株)千趣会が29日発表した2021年12月期第2四半期(21年1~6月)連結決算は、売上高が前年同期比10.2%減の379億500万円、営業利益が4億7300万円(前年同期は5億6300万円の営業損失)、純利益は4億7800万円(前年同期は30億円の純損失)となった。
※写真(ロゴ)
巣ごもり特需の落ち着きで売上は減少
第1四半期はブライダル事業の減収による影響があり、第2四半期は前年同期と比較してコロナ禍による巣ごもりの特需が落ち着いてきたことで通信販売事業が減少。販売促進策の規模を縮小させたことなどで売上総利益率は改善し、減収増益となった。
カタログとインターネットを中心とする通信販売事業の売上高は328億4200万円(前年同期比5.3%減)、営業利益は13億3100万円(同8.8%増)となった。売上高は前年同期比18億3000万円の減額だが、コロナ禍前の19年同期比では18億6000万円の増額となる。
既存会員の継続利用促進施策を優先
コロナ禍による通信販売利用の定着化は進んでいるものの、前年と比べて巣ごもりの特需は落ち着いてきた。また、前年に実施した利用者を拡大する販売促進策よりも規模を縮小し、既存会員の継続利用を促進する施策を優先して実施。このほか、継続的なオペレーション改革による売上総利益率の改善などで減収増益となった。
ブライダル事業の売上高は17億3300万円(前年同期比55.6%減)、営業損失は10億4500万円(前年同期は21億4200万円の営業損失)となった。コロナ禍の影響を大きく受けたことも契機に、グループ全体の事業構造を見直し、21年度から間接的な出資に変更。社会インフラとしての重要性が高まっている通信販売事業へ経営資源を集中投下するとした。
法人事業・保険事業は苦戦
法人向けの商品・サービスを提供する法人事業の売上高は22億3900万円(前年同期比11.7%減)、営業利益は2億300万円(同18.8%減)となった。通信販売事業の会員へ最適なダイレクトメールなどを届けるサービスの売上が減少した結果、減収減益となった。
ベルメゾン会員を中心に最適な保険選びのサポートを行う保険事業の売上高は1億7400万円(前年同期比1.8%減)、営業利益は5900万円(同30.4%減)。子育て支援事業や化粧品製造販売事業などを行うその他の事業の売上高は9億1600万円(同2.1%減)、営業損失は7700万円(前年同期は1600万円の営業利益)となった。
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