2021.07.02 通販会社
アスクル、配送管理システムを配送パートナーにオープン化
アスクル(株)はこのほど、独自に開発した配送管理システム『とらっくる(仮称)』の提供を本格的に開始した。システムを活用する配送パートナーを中心に、「アスクル配送プラットフォーム」によるネットワークを構築し、物流のDX推進を通じて急拡大するEC市場に向けパフォーマンス向上をめざす。

配送パートナーの業務負荷軽減、配送サービスの品質維持・向上を支援
『とらっくる』は、自社物流で蓄積されたビッグデータなどを活用して開発し、同社も活用している。2020年9月から段階的に、アスクル物流のラストワンマイルを担う配送パートナーに限定して開放してきたが、コロナ禍で急拡大を続けるEC市場を支える配送パートナーの業務負荷軽減や複雑化する配送サービスの品質維持向上をめざし、本格オープンを決めた。
同社によると、コロナ禍の影響で日用品 EC の利用者が増加傾向にある中、時間帯指定配送や置き場所指定配送など、ハイタッチな配送サービスのニーズが高まっている。今後もEC市場は拡大が見込まれ、より複雑化した配送サービスが求められることが予測される。
配送管理システムを持たない配送ぺートナーもスマホ端末で利用可能に
時間帯指定配送などの従来サービスに加え、コロナ禍で拡大した置き場所指定配送サービスなど、きめ細やかな配送サービスを行うには、配送状況の可視化や柔軟な対応を行うための配送管理システムの活用が不可欠となっている。その一方で、大手キャリア以外では配送管理システムを保持していない配送パートナーも多く見られる。
オープン化により、配送パートナーに委託する際にも蓄積されたビッグデータを活用したシステム搭載のスマホ端末を用いれば、ナレッジ(配送先の駐車スペースなどの情報)や道路の混雑状況なども加味した配送ルート計画自動生成、配達日時変更や不在再配達依頼などの機能活用により、スムーズに従事できる。
『とらっくる』を活用する配送パートナーには、システムを搭載したスマホ端末を貸与する。ドライバーは端末を用いて、配送に関わるあらゆる業務が対応でき、柔軟な対応が求められる配送業務の負荷が軽減される。またアスクルはシステムと端末が一体化された「とらっくる」の活用で、ユーザーに対するサービス品質の平準化が実現できる。
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