2021.06.21 ECモール
楽天、産学官連携の大規模ワクチン接種「神戸モデル」を全国展開
楽天グループ(株)と楽天メディカルジャパン(株)はこのほど、国内初の産学官連携で進めている神戸市でのワクチン大規模接種オペレーションを「神戸モデル」として全国に展開し、接種可能数の拡大を図ると発表した。同市では楽天が運営するサッカー場「ノエビアスタジアム神戸」を会場の1つとして運用、1日あたり7000回以上の接種をめざしている
受付からワクチン摂取までの所要時間を約4分に短縮
「神戸モデル」は、市と楽天、大学などの医療関係者が連携。受付から接種までの所要時間を約4分まで短縮できるオペレーションをはじめ、作業の迅速化を狙って、接種者側が衝立を挟んで2つのブースに入れる構造を採用するなど、最少人数で安全で素早い接種を実現している。また、オンライン予診も導入し、医師が接種会場に来ることなく接種業務を担える体制を整備することで、効率的な医師の確保を可能としている。
「神戸モデル」については、全国の自治体や観光地の温泉組合などから多数の問い合わせが寄せられている。一日も早い終息に貢献するため、運営ノウハウを汎用的なガイドラインやマニュアルとしてまとめ、要望がある全国約30の観光地の温泉組合や自治体、企業などの提供することを決めた。
「楽天トラベル」などを通じて対応
今後も、特に問い合わせが多かった「楽天トラベル」などを通じて、要望に応じて提供していくとともに、設計と運営ノウハウに関わるコンサルテーションや協力も行い、全国的な接種拡大に貢献したい考えだ。
21日からは自社の職域接種も始める。東京・二子玉川の本社オフィス「楽天クリムゾンハウス」で、従業員(間接雇用含む)とその家族を対象に開始するほか、地方拠点に順次接種会場を設ける予定で、いずれの会場でも「神戸モデル」の運営ノウハウを導入する。
1日あたり約1000回の接種可能数から開始し、5000回規模へと拡大。その後、地方拠点での会場開設で約6万人の早期接種完了をめざす。さらに、新たな連携による追加の接種会場で、1日あたり3万回以上をめざす。関係各所の要望を聞いて条件が整えば、これらの接種会場の近隣住民や取引先・関連企業を対象とした接種機会の提供も検討する。
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