2021.05.19 調査・統計
女性の7割が「男性のメイクアップ」を受容、2年で25ポイント増加
コスメ・美容の総合サイト「@cosme」を運営する(株)アイスタイルが18日発表した「女性のメンズビューティ受容に関するアンケート」のまとめによると、約7割が男性の「メイクアップ」を受容していた。しかも、約2年で25ポイント(pt)増加していることも判明した。

美容界でのジェンダーダイバーシティが進展
調査は11~13日。@cosmeのプロデュースメンバーである18~69歳の女性5820人に聞いた。19年5月に実施した同様の調査との比較による時系列の変化も含めてまとめた。同社によると、メンズビューティ市場はここ数年、化粧品メーカーからメンズコスメブランドやメンズシリーズが多く誕生。スキンケア商品だけでなくメイクアップ商品も発売され、拡大をみせている。また、デザインや香りなどがユニセックスな商品の増加や、化粧品ブランドの広告に男性が起用されるなど、美容におけるジェンダーダイバーシティが進みつつある。
45歳以上は5割が受容、若年層との格差
男性がスキンケアすることは、95%が「まあいいと思う/とてもいいと思う」。一方、男性がメイクアップをすることは、スキンケアに比べて低かったが、約7割が受容。19年度の調査結果と比べると、スキンケアは4ptと微増だったが、メイクアップは25pt増加していた。ただし、年代別で見てみると18~24歳では9割が受容しているのに対し、45歳以上では5割と、今回の調査で最も年代間の差が見られた。メイクアップの受容については、若年層が牽引し、高年齢層の考え方を変えていくことが今後期待されるとしている。
「スキンケアをする男性が増えた」と実感する人が7割強
自身の周りで、スキンケアやメイクアップをする男性が増えたという実感を持っている人は、スキンケアで7割強、メイクアップで4割強。19年度と比較すると、スキンケアは4pt増、メイクアップは7pt増となっていた。しかし、受容の結果ほどの伸びではなく、女性たちの受容の広がりほど、男性たちの行動は大きく変化していないことが分かる。女性たちの受容の向上は、K-POPアイドルの存在や社会全体のムードなどの影響が大きいのかも知れない。また、彼氏や夫などの男性と同じコスメを共有することについては、6割強が肯定的で、19年度より11ptアップしていた。今後は「女性にも男性にもよい」「性別問わず使える」ことも、マルチ機能の一つとしてより重視されるようになるのではないか。化粧品の広告モデルに男性の起用が増えているが、これに対しては約8割が好意的。また、広告モデルが男性であることで、約2割が購入意欲が上がると回答していた。
ドラッグストアなどの化粧品売り場で、化粧品を選ぶ男性の姿を目にする機会も増えている。しかし、2月の調査では20代以下の男性@cosmeメンバーの約3割が化粧品を購入するときに「店頭での周囲の目が気になる」と回答していた。しかし、女性たちは約6割が男性客の存在が「あまり気にならない/まったく気にならない」。店頭でのジェンダーダイバーシティへの拒否感はそれほど大きくないと言えそうだ。
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