2021.05.12 調査・統計
シニアのEC利用、コロナ禍で3倍に拡大…シニアDX調査
(株)オースタンスは11日、同社の調査・ビジネス推進組織「趣味人倶楽部シニアコミュニティラボ」と、(株)博報堂の「博報堂シニアビジネスフォース」が共同で実施した「コロナ禍がシニア世代に与えた影響」に関する調査の結果をまとめ、公表した。コロナ禍を機に活性化したオンライン行動を進化させながら、不安な日々を乗り切ろうとするシニアの姿が見えてきた。

シニアのEC利用は男性26%・女性42%に拡大
調査は3月。日本最大級のシニアを対象としたSNSコミュニティサイト「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」の会員(60~94歳)約800人を対象に実施。2020年4月の調査と比較した。それによると、アクティブシニアのオンライン行動は多様化。特に「ネットショッピング」の利用では、「増えた」人が昨年の約3倍(20年:9.6%⇒21年:30.5%)に達していた。うち、男性は(7.9%⇒26.2%)、女性は(14.3%⇒42.7%)となっていた。
オンライン購入が多かったのは、「マスクなどの衛生商品(15.9%⇒15.3%)」「趣味関連商品(11.6%⇒18.9%)」「食品(9.9%⇒15.2%)」。増えたジャンルは、「家電・電化製品(3.6%⇒13.3%)」「趣味関連商品(11.6%⇒18.9%)」「衣類(3.2%⇒10.4%)」だった。
「ネットショッピング」「動画投稿サイトの視聴」「WEB会議」が前年比で10pt以上増加
行動の多様化は、「ネットショッピング」とともに、「動画投稿サイトの視聴」「WEB会議」が前年比で10pt以上増加したことにも表れている。「ネットショッピング(12.9%⇒30.0%)」「動画投稿サイトの視聴(27.6%⇒39.6%)」「メッセンジャ―アプリ(10.6%⇒16.3%)」「web会議ツール(2.3%⇒11.9%)」と増加。一方で「ニュースを読む」(60.9%⇒49.8%)は減っていた。コロナ禍に関する情報収集については昨年と変わらず、1位が「テレビ(93.3%⇒92.3%)」、2位が「ネット(82.7%⇒78.9%)」。女性と後期高齢者については「家族が情報源」と答える割合の増加が著しく、女性は29.5%⇒35.4%、後期高齢者は20.2%⇒31.8%となっていた。
女性と後期高齢者で目立ったのは「孤独感」も。コロナ前より孤独感じている人は1年間で約5ポイント増加。特に女性(38.0%⇒50.5%)と後期高齢者(43.3%⇒51.9%)は、ともに過半数を超えていた。和らげる助けになっているものは、1位が「テレビ・動画・本」のエンタメコンテンツが58.8%。次いで「メッセンジャーアプリやメールのやりとり」(48.8%)、「メッセンジャーアプリでの通話」(21.1%)だった。
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