2021.04.15 通販会社
北の達人決算は計画上回る、新規獲得が大幅増…D2Cの新事業開始へ
(株)北の達人コーポレーションが14日発表した2021年2月期(20年3月~21年2月)決算は、売上高が前期比8.2%減の92億7000万円、営業利益が同30.3%減の20億3100万円、純利益は同29.7%減の13億8700万円となった。
Q4には一部商品に注文が殺到
新規獲得件数が想定よりも大幅に増加したことにより、売上高は当初の業績予想を上回る結果となった。各段階利益についても、計画を大きく上回る規模での広告投資を行ったことなどで、当初予想をわずかに上回る着地となった。
なお、第4四半期で一部商品に注文が殺到したため、製造が追い付かず、配送まで数か月待ちの状況があり、この発送遅延で今期に計上されるはずだった売上高と営業利益は、来期以降に上乗せされる見通し。
新規獲得件数は最悪期から脱却、ECモールでの販売を強化へ
新規獲得件数については、20年3月の最悪期を脱しており、以降は堅調に推移。第4四半期間は第3四半期間とほぼ同水準となった。新規顧客獲得のための広告宣伝費の投資は積極的に行い、今期は計画を6億6000万円上回る26億8100万円となった。
新規獲得件数増加のための施策として、アフィリエイトの活用に再び注力し、アフィリエイト事業者へのアプローチに取り組んだ。また、Amazonや楽天市場といったECモールでの販売も強化。これらによる第4四半期間の新規獲得は第1四半期間と比べて2.2倍に増加しており、従来とは異なるネット購買層を順調に獲得している。
次期業績は増収減益の見込みに
これらの業績動向などを踏まえ、22年2月期の通期業績予想については、売上高が106億6700万円、営業利益が18億7100万円、純利益は6億1400万円を見込んだ。次期以降は(株)ASHIGARUと(株)エフエム・ノースウェーブを連結子会社化し、連結決算に移行する。また個別業績予想については、売上高が98億4700万円(前期比.6.2%増)、営業利益が18億1200万円(同10.8%減)、純利益は12億3200万円(同11.2%減)を見込んだ。
引き続き、ECモールでの販路拡大をめざすが、特に、Amazonについては、海外市場を攻略する上で重要な販売チャネルとし、国内Amazonの拡大に今後も取り組みつつ、市場規模が格段に大きい米国Amazonへの進出も検討する。また、ASHIGARUが持つECモールでの販売ノウハウも活かしながら、Amazonの購買層の特性や傾向など分析したAmazon専用商品の開発も視野に施策を展開する。
市場規模が大きい領域に新商品を展開、複数のD2C事業立ち上げへ
さらに、従来は「1商品で10億円~20億円の売上高をめざせるニッチマーケット」商品を中心に展開してきたが、今後は「高い利益率を維持したまま1商品で50億円~100億円規模の売上高をめざせるマスマーケッ ト」に向けた商品開発を行い、22年2月期の後半にかけて複数個の発売を見込んだ。これらにより、21年2月期は28.9%だった売上高広告宣伝費比率は、22年2月期では31.1%を見込んでいる。
加えて、新規事業か子会社として新たなD2C事業を複数立ち上げる。ジャンルは、通販・インターネット販売・サブスクリプション・美容健康など、同社のノウハウが応用できる範囲に限って展開する方針だ。
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