2021.04.09 通販支援
吉野家公式通販ショップ、マクニカとGMO-PGの不正取引防止サービス導入
(株)吉野家は8日、同社の公式通販ショップに機械学習を活用したクレジットカード決済の不正防止サービス「Sift」を導入したと発表した。セキュリティ対策ソリューションを手掛けるマクニカネットワークス(株)とGMOペイメントゲートウェイ(株)が共同で提供。巣ごもり消費の増加に伴うECサイトの成長と、「顧客体験を阻害しないセキュリティ」を両立させる。
吉野家通販サイトで高額な不正注文が発生
マクニカネットワークスによると、新型コロナウイルスの影響で、これまで以上にECサイトの活用が進んでいる。同時に、国内のクレジットカードの不正利用被害は年々増加しており、そのほとんどが窃取されたカード情報等を不正に利用したなりすましによる被害だ。(日本クレジット協会調べ)。中でも、EC(ネット取引)加盟店で多く発生しているという。
吉野家でも同様に、公式通販ショップの売上は対前年比130%以上の大幅な成長を遂げる一方、2020年2月下旬ごろからクレジットカードの不正利用による高額な不正注文が相次いで発生していたという。
機械学習による検知のためユーザーは離脱せず
吉野家が導入した「Sift」は、機械学習によってクレジットカードの不審な取引を検知し、未然に防止するオンライン不正検知サービスだ。注文の際に入力項目が増えたり、決済の途中で違うサイトの画面が表示されたりするようなセキュリティ対策とは違い、「Sift」では機械学習によって怪しいユーザの行動を検知するため、ユーザの離脱につながることはないという。
また、ルールベースの対策では最新の不正手口に都度対応しなければならないが、「Sift」の機械学習は3万4000以上のWebサイトとモバイルアプリで構成される集合体からインテリジェンスを活用するため検知精度が高く、不正ルールのチューニングといった運用負荷も最小限に抑えられる。
導入後に不正注文が劇的に減少
吉野家公式通販ショップでは「Sift」の利用で、顧客体験を阻害することなく、不正防止効果が得られた。導入前の20年2月から3か月間で約40件(累計で160万円以上の損害)あった「不正注文」は、導入後は1か月に1件程度に減少した。
「対策方法」は、カートシステムの「いたずら判定機能」とともに、電話調査や発送停止などはすべて人力だったが、導入後は「Sift」が算出するスコアにより、怪しい取引を「保留」としてまとめてレビュー。不正と判断した取引の出荷を停止、手口の変化も機械学習で対応する。対応にかかる時間も30分から1時間×怪しい注文件数分が、1日30分程度になった。
最適な最先端テクノロジーを提供する技術商社、マクニカネットワークスは、Sift社の一次代理店としてソリューションを提供することにより、日本国内のオンライン詐欺被害の防止と、安心して取引できるオンラインサービス提供に貢献していきたいとしている。
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