2021.04.01 通販会社
ニトリ最終決算、営業利益28%増・EC売上59%増…自宅生活の充実化で
(株)ニトリホールディングスが3月31日発表した2021年2月期(20年2月21日~21年2月20日)連結決算は、売上高が前期比11.6%増の7169億円、営業利益が同28.1%増の1376億8700万円、純利益は同29.0%増の921億1400万円となった。
巣ごもり消費や自宅で過ごす新生活様式定着で売上好調
コロナ禍の拡大による巣ごもり消費や、これまでより多くの時間を自宅で過ごす新しい生活様式の定着により、家具・ホームファッション商品ともに売上は好調に推移。34期連続で増収増益となった。
EC事業は、ニトリネットで通販WEBサイト限定の商品や色・サイズを展開したほか、「おうち時間」「快適ワークスペース」の特集を掲載するなど、ユーザーのニーズに合わせたサービスの強化に努め、売上は大きく伸長。EC事業売上高は、59.2%増の705億円となった。25年度のEC事業売上高目標の1500億円達成をめざし、さらに基盤強化を図っている。
家具・インテリア用品の売上は11%増
家具・インテリア用品の販売事業の売上高は、前期比11.8%増の7040億3500万円。外出自粛の動きやテレワークの浸透を受け、収納整理用品やキッチン・ダイニング用品、パソコンデスクやワークチェアなどのホームオフィス家具が売上を牽引した。さらに、季節寝具寝装品や自社開発・生産による食卓セットシリー ズが好調だった。
One to Oneマーケティングの取り組みでは、アプリ会員を対象とした商品購入時にポイントの追加付与の実施や、AR機能を搭載した「サイズwithメモ」機能を新しく追加するなどで、アプリ会員数は前期末の522万人から大きく伸びて908万人(前期比73.9%増)となった。25年度には2500万人の目標を立てている。
オンライン専門スタッフによる遠隔接客サービスも
DXの取り組みでは、オンラインで専門スタッフによる案内を可能とする遠隔接客サービスを開始した。物流面では今後5年間で2000億円超の大規模投資を行う、新たな物流戦略プロジェクトに着手している。
国内の店舗数は32店増加して573店舗に。海外は、中国・上海の2店舗の売上が大きく増加。これらを収益化のモデルとして、新たに出店した3店舗の売上も好調に推移した。台湾35、米国2、中国34と、合わせて71店舗となり、今期末の国内・海外の合計店舗数は644店舗となった。買上客数は、前期末の9300万人から増加して、1億人を突破。25年度には、国内及び海外の店舗数の目標1400店舗、買上客数の目標2億人の達成を見据える。
島忠の統合でホームセンター商材や一般商材を販売へ
今期内の20年11月には、(株)島忠と経営統合契約を締結。公開買い付けの結果、21年1月に連結子会社となった。従来から展開している家具・インテリア用品の販売に加えて、ホームセンター商材や一般商材へ事業領域を拡大し、より幅広い商品展開をめざす。
22年2月期の通期業績見通しは、売上高が8736億円(前期比21.9%増)、営業利益が1439億円(同4.5%増)、純利益は986億円(同7.0%増)を予想した。うち、島忠事業の見通しについては、ニトリ商品やオリジナルPB商品の開発で荒利改善を見込む一方、店舗修繕や新規出店を進めるなど、未来対策の経費増加を計画。売上高は1500億円、営業利益は75億円、純利益は50億円を見込んでいる。
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