2021.01.15 通販会社
北の達人3Q、広告投資の増加などで減収減益も売上は業績予想を超過
(株)北の達人コーポレーションが14日発表した2021年2月期第3四半期(20年3~11月)決算は、売上高が前年同期比7.12%減の70億1200万円、営業利益が同27.9%減の15億7300万円、純利益は同26.9%減の10億8600万円となった。
クロスセル発生率が約7倍に向上
新規獲得件数が想定より増加したため、売上高は業績予想を上回る結果となった。各段階利益については、計画以上に広告投資を行ったことや、広告投資効率の指標「ROAS」が4~8月にかけて低下したことにより、業績予想を下回る結果となった。ROASの低下は一次的な要因も含まれており、第4四半期以降の売上高および各段階利益に貢献するとした。
同社はこれまで、新規顧客を獲得し定期顧客数を増加させることで業績を拡大してきたが、第3四半期累計期間においてはLTVを向上させる施策にも積極的に取り組んでいる。具体的には、クロスセルやアップセルを推進した結果、特にクロスセルにおいては同期間におけるクロスセル発生率が推進前と比較すると1.3%から8.8%にまで向上。さらに単月では10%を上回る月もあり、一定の成果が出ている。
アフィリエイトの獲得件数が約2.1倍に
さらに、数年前までは新規獲得方法の柱だったアフィリエイトの活用に再び注力。アフィリエイト事業者へのアプローチに取り組んでおり、取り組み後のアフィリエイトによる獲得件数は、取り組み前と比較すると約2.1倍と大きく増加している。今後も取り扱う商品数や広告稼働媒体を拡大させ、アフィリエイトの強みや特徴を活かし新規獲得件数の増加を図っていく。
Amazonや楽天市場といったインターネット・ショッピングモールにおける販売も強化しており、特に Amazonにおける新規獲得件数は、強化前と比較すると約3.7倍まで増加しており、従来とは異なるインターネット購買層を順調に獲得している。
こうした新規獲得件数の増加を踏まえ、21年2月期の通期業績予想について、売上高を91億円と前回発表予想(20年4月)の82億2700万円から上方修正(前回予想比10.6%増、前期比9.8%減)した。
一方、各段階利益については、引き続き将来の利益増大を目的とした新規顧客の獲得に向け、戦略的に広告宣伝費を拡充させる可能性があることから、それぞれ据え置いた。営業利益は前期比31.2%減の20億600万円、純利益は同31.2%減の13億5700万円。
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