2020.12.17 通販会社
DHCヤケクソくじに批判殺到、企業努力が理解されずサントリーに恨み節?
化粧品、健康食品メーカーの(株)ディーエイチシー(DHC)が公式サイトに掲載した「ヤケクソくじについて」という一文が、ネットやSNS上で批判にさらされている。くじの由来と自社のサプリメントの優位性を訴えた内容だが、主に競合企業のサントリーウエルネス(株)を相手に差別的、侮蔑的表現で揶揄しているという指摘だ。
DHC吉田会長「名称はふざけているかもしないが、思いは真剣」
「ヤケクソくじ」とは、傘下のDHCテレビが制作したTouTube番組で実施している、毎月335人に現金1万円が当たるプレゼント企画。問題の文面は、同社の吉田嘉明会長・CEOの署名と2020年11月の日付入りで、企画の意図やヤケクソくじの由来を説明している。やけくそは自虐的意味の「自棄(やけ)くそ」。企業努力を分かってくれない消費者に向け、企画を始めた。「名称はふざけているかもしれませんが、思いは真剣なのです」
文面では、サプリメントの売上がサントリーウエルネスに「負けていることになっている」ことに対し、サントリーをはじめ、市場調査とマーケティングを手がける(株)矢野経済研究所や消費者にも、誹謗と「自棄くそ」の矛先が向いている。
消費者の一部はバカ?消費者を侮辱する表現も
「DHCなら500円で売れるものを(サントリーは)5000円近くで販売しているわけですから、売上金額の集計では多くなるのは当たり前」と記した後、「消費者の一部ははっきり言ってバカですから、値段が高ければそれだけ中身もいいのではないかと思ってせっせと買っている」。矢野経済研究所には調査と集計の仕方が不備だと抗議した経緯を紹介している。
この一文は16日になって急に注目され始めた。多くは「人種差別的」との指摘。同日朝にはTwitter上に、「#差別企業DHCの商品は買いません」というハッシュタグまで現れた。批判が集中した文面は、「サントリーのCMに起用されているタレントはどういうわけかほぼ全員がコリアン系の日本人です。そのためネットではチョントリーと揶揄されているようです」「DHCは起用タレントをはじめ、すべてが純粋な日本企業です」。
同社をめぐっては2018年、DHCテレビが制作した番組が、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会から、放送倫理違反と人権侵害を指摘された事例もある。
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