2020.12.16 通販会社
ベンチャーが通販大手を傘下に、ユーグレナなど3社がキューサイ買収へ
(株)アドバンテッジパートナーズが提供するAPファンドと、(株)ユーグレナ、東京センチュリー(株)は15日、3者が出資する特別目的会社(SPC)を通じて、コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(株)が保有するキューサイ(株)の全株式を共同取得することを合意し、株式譲渡契約を締結した。2021年1月29日付で実行される予定だ。
キューサイは約250億円の売上高
キューサイは、約250億円の売上高と約37万人の通販顧客数を誇り、55年の歴史を有する通信販売を中心とする健康食品・化粧品販売の老舗企業だ。APファンドとユーグレナ、東京センチュリーは、キューサイの商品開発力や顧客基盤、通販ノウハウを高く評価し、3者が連携して戦略遂行を後押しすることで、キューサイがさらなる成長を実現するポテンシャルがあると判断した。
株式の共同取得は、老舗企業であるキューサイと、経営改善や事業構造転換に強みを持つAPファンド、ESG・SDGs領域やデジタル領域に強みを持つベンチャー企業のユーグレナ、PMI経験も豊富な東京センチュリーが手を組んで全面的に支援するという、国内でも極めてユニークな事例となった。
取引のスキームとしては、APファンド、ユーグレナ、東京センチュリーからの共同出資および銀行借入により得た現金を対価として、SPCがコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスの保有するキューサイの全株式を取得する。
ユーグレナの当初出資比率は12.84%
SPCへの当初出資比率は、APファンドが67.22%、ユーグレナが12.84%、東京センチュリーが19.94%だが、取引から1年以内をめどにユーグレナがSPCへの出資比率を最大49%まで高め、キューサイを連結子会社化することを予定している。
4社がそれぞれの強みやリソースを結集し、シニア層からプレシニア層まで顧客の年齢層を広げるとともに、顧客の年齢に応じた健康実現をサポートする商品やサービスを磨くことで、キューサイが「通信販売を中心とする健康食品・化粧品販売企業」から「ウェルエイジング支援カンパニー」へと進化していくことをめざすとしている。
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