2020.12.09 通販会社
テレワーク+出社で社員の96%「生産性が上がった」…ランクアップ
オリジナルブランド「マナラ化粧品」の開発・販売を行う(株)ランクアップは8日、自社で実施中の「テレワーク」についての社内アンケートをまとめ、公開した。「出社×テレワーク」という「ハイブリッド型」の働き方には、96%が「生産性が上がった」と答えていた。
効率的な働き方1位は「週1日出勤」
社員60人で大半が女性の同社は、3月には完全テレワ―クの環境を整えた。緊急事態宣言解除後の6月からは、必要な時に随時出社。出勤と混在する働き方で、改めて社員に一番効率的に働けるバランスについて聞いたところ、1位は「週1日出勤(38%)」、2位は「週2~3日(30%)」で、約7割が「週1~3日出勤」が最も働きやすいと答えていた。
また、テレワークと出社を組み合わせた柔軟な働き方を導入することで、96%が「生産性が上がった」と回答。「働きやすさ」の理由には、「テレワークの回数制限がない」「テレワークと出社時間が柔軟に選択できる」「時間休が使える」などが挙がっていた。
時短勤務がフルタイム勤務に
在宅ワークの特徴の1つは通勤時間が必要ないこと。子どもの送り迎えなどで時短勤務にせざるを得なかった社員は、テレワークだとその分フルタイムで仕事ができる。そのため、同社では時短社員がテレワークをする日はフルタイム出勤に切り替えられる。
一方で、56%がテレワークに不便を感じていた。社内でしか使えないシステムや、コミュニケーションの不足が理由だった。また、在宅ワークで業務外の精神的なストレスがあると答えた社員が20%いて、ほとんどが一人暮らしだった。チャットだけのやり取りで誰とも会話がないなど、孤独感とコミュニケーションが減ったことによるストレスだった。
子どもと一緒に参加できるオンラインラジオ体操から1日がスタート
同社では毎朝約50人の社員が集まり、子どもたちも一緒になってオンラインラジオ体操から一日がスタートする。いまでは時短勤務で朝礼に参加できなかった社員も加わり、コロナ流行前よりも参加者が3割増加したという。
部署の交流を深めるために、一人当たり1500円支給されるランチ制度がある。社員の元気な子供たちの様子を見られるのはオンラインランチ会ならでは。同社は社員60名のうち女性が48人、うち23人が子持ちの社員で、夜間より昼間のランチ会が盛んで、オンラインでのランチ会も日常化してきている。
テレワークが日常化する中、改善提案も出ている。光熱費やネット環境を整える業務支援金の導入や、社用の携帯電話の整備などだ。また、実家やカフェ、オープンオフィス、ホテルでの作業を制限付きで可能にしてほしい、という意見もあった。
同社は、コロナ禍で働き方は大きく変化した。また、何日出勤するのがベストバランスかは仕事内容によって変わるため、企業は「自分で選べる働き方」をどのように実現できるかを検討する必要がある。さらに、オンラインのコミュニケーションをどうとるかが必要不可欠だということも判明した。取り組みは道半だが、今後も多様な働き方を検討しながら、社員が働きやすい会社をめざしていきたいとしている。
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