2020.09.08 通販会社
シャープ、プラズマクラスターの新型コロナウイルス減少効果を実証
シャープ(株)は7日、イオンを発生させる自社の空気清浄化技術「プラズマクラスター」が、空気中に浮遊する「新型コロナウイルス」の減少に効果があることを実証したと発表した。同社によると、「浮遊ウイルスへの効果」が実証されたのは世界で初めてという。
プラズマクラスターイオンの照射でウイルス粒子が90%以上減少
長崎大学感染症共同研究拠点の安田二朗教授(兼熱帯医学研究所教授)と、同研究拠点の南保明日香教授(日本ウイルス学会理事)、および島根大学医学部の吉山裕規教授(日本ウイルス学会理事)と共同で、プラズマクラスター技術搭載ウイルス試験装置を開発。感染症研究の世界的権威である長崎大学の協力の下、空気中に浮遊する「新型コロナウイルス」にプラズマクラスターイオンを約30秒照射することで、感染価(感染性を持つウイルス粒子の数)が90%以上減少したという。
「新型コロナウイルス」は、2019年12月に発生が確認され、20年8月には感染者数が世界で2500万人、死者も84万人を超えている非常に感染力が強いウイルスで、喫緊の社会問題としてさまざまな分野での早急な対策が求められている。
「SARSコロナウイルス」でも効果を実証
同社はプラズマクラスター技術について、04年にコロナウイルス科の「ネココロナウイルス」に対する効果を実証。翌05年には「新型コロナウイルス」と姉妹関係にある「SARSコロナウイルス」に対する効果も実証しており、今回新たに、空気中に浮遊する「新型コロナウイルス」に対する効果を実証した。
さらに同社は、約20年にわたってプラズマクラスター技術の効果を世界の第三者試験機関と共同で実証するアカデミックマーケティングを実施しており、これまで多数の第三者試験機関で「新型インフルエンザウイルス」「薬剤耐性細菌」「ダニアレルゲン」などの有害物質の作用抑制や、小児喘息患者の気管炎症レベルの低減効果などの臨床効果を実証。併せて、プラズマクラスターの安全性についても確認してきた。
プラズマクラスターは、放電電極に電圧をかけることでイオンを発生させる技術。浮遊する細菌やカビ、ウイルスの働きを抑制、不活性化することができ、消臭や静電気の除去などに効果があるとして、エアコンや空気清浄機などに用いられている。同社は、今後も、プラズマクラスター技術によるさまざまな実証を進め、社会に貢献していきたとしている。
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