2020.08.05 通販会社
日本酒サブスク「日本酒おまかせ便 酒標」がオープン、-5℃で熟成
日本酒専門の酒販店(株)さくら酒店は4日、全国各地の日本酒を「マイナス5℃」で熟成させて届ける新サービス『日本酒おまかせ便 酒標(さけしるべ)』を10日から開始すると発表した。厳選した逸品を旨いままで月に1本届ける「日本酒サブスクサービス」だ。
クラウドファンディングでは6時間で目標金額到達
全国の日本酒を「マイナス5℃」という、未知なる味わいを引き出す氷点下で熟成させ、毎月定額で自宅へ届けるという新サービス。開始前に取り組んだ、新事業開発をサポートする「Makuake」でのクラウドファンディングでは、公開初日の開始から6時間ほどで目標金額に達し、最終達成率は675%(675万1390円)になった。
どうして「マイナス5℃」なのか――。同社によると、酒の中には味わいや香りを形成するさまざまな成分があるが、温度が高いとこれらの成分が変化するスピード、つまり味わいが崩れるスピードが速くなる。特に酵母や酵素は温度が高いほど活発になり、味わいの成分を著しく変化させてしまう。
酒が凍る一歩手前の温度で保管
これらの活動を最小限に抑え、味わいのバランスを最も良く保つには、酒が凍る一歩手前の、できるだけ低い温度で保管することが必要になる。その温度こそが「マイナス5℃」。日本酒はアルコール度数が高いので、マイナス5℃でもぎりぎり凍らないという。
日本酒の管理は「冷蔵」か「常温」しかなく、残念ながら味わいが劣化した商品も多く流通している。「マイナス5℃」では、本来の味わいをベースに、フレッシュさと熟成感を兼ね備えた新感覚の味わいを楽しむことができる。流通システムの簡略化によって、ベストな状態の日本酒を求めやすい価格(定額制)で、月ごとに酒(地域)が変わるサービスとして始動した。
本物の日本酒が楽しめる環境を提供
岐阜県大垣市のさくら酒店は、大学時代の同級生2人で2013年に立ち上げた。「マイナス5℃」の発想は、2人が海外留学時に現地のレストランで飲んだ日本酒の味がきっかけ。ワインはしっかり温度管理されて美味しい状態で出てくるのに、日本酒は何年も前に造られたものが常温で放置され、本来の味とはかけ離れて美味しくなかったという経験からだ。
一番のこだわりは輸出と品質管理。酒蔵から海外の消費者に届くまで徹底した冷蔵流通を実現させ、現在は13の国と地域へ輸出。世界中の名だたるレストランでワインと同じように日本酒が本来の味わいで提供されることを願うとともに、低迷する国内の日本酒消費を底上げし、自宅でも本物の日本酒が楽しめる環境づくりをめざしたいとしている。
『日本酒おまかせ便 酒標』は、毎月届く季節の日本酒、日本酒好きへの入門編の「スタンダードコース」は月額3300円(税込)。毎月2本を飲み比べ、日本酒通へのよくばり便の「飲み比べコース」は同6050円(同)。プラス500円で、こだわりのおつまみが付く。
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