2020.07.16 調査・統計
Go To キャンペーン、約7割が「旅行しようと思わない」
コロナ禍で打撃を受けた、観光業や飲食業などの需要喚起などを目的とした政府の「Go To キャンペーン事業」。特に、22日から始まる観光支援「Go ToTravel」が逆風にさらされている。日本トレンドリサーチが15日発表した、この事業についての緊急調査によると、約7割が「旅行しようと思わない」と答えていたことが分かった。
「Go Toキャンペーン」の理解度は50%
「Go To Travel」をめぐっては、東京を中心に感染者が増えている中、「なぜいまなのか」「i移動を促進をさせていいのか」と、国会でも議論が交わされている。地方の首長などからは「時期尚早」と明確な反対意見も出ているほどだ。直前に、国土交通省が最終的な判断をすることになるのだが……。
日本トレンドリサーチは、こうした声を受ける形で13、14日に全国の男女300名ずつを対象にアンケートを試みた。「旅行会社経由で予約した国内旅行について、代金の最大半額相当が支援されるということで話題になっていますが、一方で懸念の声も。あなたは旅行をしようと思いますか」――。
まず、「Go Toキャンペーン」の理解度については、「理解していると思う」「どちらかといえば理解していると思う」を合わせると50.0%。理解度はちょうど半々だった。「キャンペーンを利用して旅行するか」という質問には、69.0%が「旅行しようと思わない」と答えていた。
観光地は外国人観光客が少ない北海度・京都・沖縄が狙い目か
理由は、「コロナ感染者が増加している状況で、旅行しようとは思わない」「旅行に行くのはまだ早いと思う。感染者がたくさん出ている地域から地方に来てほしくない」といった、新型コロナウイルスを心配する声が多数。一方、31.0%は「旅行しようと思う」と回答していた。
「旅行しようと思う」と回答した人に、「いつごろ行きたいか」をたずねたところ、最も多かったのは「2020年10月」で32.3%。「どこへ旅行に行きたいか」と「その理由」についても聞いたところ、「北海道/景色、食べ物を満喫したい」「沖縄/ゴールデンウィークに予定していたが、キャンセルしてしまったから」「京都/外国人観光客が少ない今がチャンスだから」など、人気の観光地を中心に国内各地の地名が挙げられた。
旅行するにあたり「コロナが不安」が88%
旅行をするにあたり、「新型コロナウイルスに対して不安を感じるか」には、88.2%が「不安を感じる」と回答。不安を感じながらも旅行をする理由について聞くと、「ずっと自粛生活をしてきて、そろそろ気晴らししたいから」「3か月後には終息しているだろうと思うから」「感染対策をして、公共交通機関を利用しないで行けば大丈夫かなと思ったから」「高齢の母に今のうちに会っておきたい」という回答があった。

一方、11.8%は不安を「感じない」と回答していた。不安を感じない理由は、「宿泊先が対策をしっかりとっていると思うから」「野外の行動が多いから」「感染しても、風邪の症状で収まるだろうから」という回答だった。
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