2020.07.14 通販会社
オンワード、ZOZOTOWN再出店…オーダーメイド受付も
(株)オンワードホールディングスの子会社、(株)オンワードパーソナルスタイルは13日、オーダーメイド服のEC販売で、(株)ZOZOが運営するファッション通販サイト「ZOZOTOWN」と連携した取り組みをスタートすると発表した。EC強化に注力するオンワードは、8月下旬から11ブランド13ショップを「再出店」する計画だ。
ZOZOのビッグデータも活用!
新型コロナウイルスの影響で拡大するECの需要を取り込むためのサービス拡充は、オンワードの豊富な商品力と、ZOZOが持つビッグデータを組み合わせて、顧客の好みや体形に合った商品を提供するコラボレーションとなる。
セットアップアイテムの販売を始めるのは、日本人の約95%をカバーできるサイズを展開し、自社による生産プラットフォームを有するオーダーメイドブランド「KASHIYAMA」。ZOZOは採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT」のサービスを通して100万件以上の体形データを蓄積しており、互いの膨大なデータを活用して幅広いサイズに対応し、オンライン完結で簡単にオーダーメイドファッションが注文できる仕組みを実現したという。
8月下旬に第1弾セットアップ発売
第1弾として、8月下旬からメンズ・ウィメンズのオーダーメイドセットアップアイテムの販売を開始する。ZOZOが展開するサービス「マルチサイズ」を活用したオーダー方法は、身長と体重を選択するだけで、簡単に自分に合ったサイズのアイテムが注文可能になる。
これにより、ジャケット73サイズ、パンツ128サイズの中から自分にあったサイズが自動的に提案され、メンズでは身長148~197㎝、体重41~115kgのサイズに対応する。価格帯は税込み1万3200円~3万800円。メンズは8種類(ジャケット4種類、パンツ4種類)、ウィメンズは20種類(ジャケット8種類、パンツ6種類、スカート4種類、ワンピース2種類)の商品展開を予定。ウィメンズも同等のサイズレベルで調整中という。
「ZOZOTOWN」への出店ショップは、『J.PRESS』『JOSEPH』『TOCCA』『Paul Smith Women』『any SiS』『any FAM』『Feroux』『SHARE PARK』『L size ONWARD』『S size ONWARD』
『GRACE CONTINENTAL』『Tiaclasse』『Chut!INTIMATES』。
5年後に売上高100億円へ
オンワードは、オーダーメイド商品をオンラインで購入できる新たなファッション領域をさらに開拓するため、KASHIYAMAで展開しているウィメンズのシューズを筆頭に、新規アイテムの開発・販売も計画。KASHIYAMAとZOZOとのオーダーメイド×オンライン完結型ビジネスモデルにより、5年後には100億円規模の売上をめざす。
オンワード1Qは売上高35%減
デジタル技術の活用で活路を見いだす動きといえそうだが、コロナ禍の影響を受けてアパレル業界の経営環境は急速に悪化。オンワードが10日に発表した2021年2月期第1四半期(20年3~5月)の売上高は、前年同期比35%減の422億円、営業損益は21億円(前年同期は29億円の営業利益)、純損益は24億円(同16億円の純利益)だった。
オンワードのEC化は45%、自社比率は9割に
一方で、ECの売上高は同50%増の約91億円と大きく伸びた。直営オンラインストア「オンワード・クローゼット」のテレビCMを放映するなどの広告宣伝を実施。3~5月期のEC化率は45%、自社EC比率は90%に達した。リアル店舗での販売を活かして会員数を増やしてきたことによる大きな資産でもある。
18年末にZOZOTOWNから撤退したオンワードだが、デジタル、カスタマイズ、ライフスタイルの3つの領域を柱とする成長戦略の推進と、掲げる「グローバル事業構造改革」に取り組む姿勢を強調している。
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