2020.06.16 通販支援
AIがリアルタイムで配達ルートを再計算!200の郵便局で試行導入
日本郵便(株)は15日、CBcloud(株)と(株)オプティマインドと連携し、全国約200局の郵便局で、AIによる配達ルート自動作成などを活用した「配達業務支援システム」を試行導入すると発表した。
「持続可能な業務モデル確立」へ
日本郵政を含めた宅配業界は、EC市場の拡大などによる宅配便取扱個数の増加を要因として、構造的な人手不足に直面している。日本郵政では、宅配のラストワンマイルである配達を担う「人」をAIなどの新しい技術で支援し、業務負荷の軽減とともに、業務経験の浅い人でも簡単に配達できる仕組み作りを行う「持続可能な業務モデルの確立」をめざしている。
CBcloud、オプティマインドと実現
この目的に向け、日本郵政の連結子会社・日本郵政キャピタルが出資するCBcloudと、日本郵政のオープンイノベーションプログラムで最優秀賞を受賞したオプティマインドの両社と、より配送現場に適したサービスを見据えた実証実験を積み重ねてきた結果、一定の成果を確認したとして、今回の試行導入に至った。
ゆうパック、ゆうパケ配達で実験
来年3月までを予定する試行は、CBcloudが提供する宅配事業者向けの業務効率化システム「SmaRyu Post」と、オプティマインドが提供するAIによるルート最適化システム「Loogia」を初めて連携させたシステムを試験的に活用。全国約200局の各配達エリアの一部で、ゆうパックとゆうパケットの配達業務を実施する。
「SmaRyu Post」 は、スマホのみで稼働し、「車両への荷物積み込み、配達」「ルートの自動作成、ナビゲーション」「配送ステータス管理」「配達状況の画像撮影、電子サイン」など、一連の機能を一気通貫で提供するクラウド型宅配業務支援システムだ。経路などを考慮した荷積み位置指定など、熟練ドライバーのノウハウを継承する機能を搭載しており、初心者のドライバーや担当者でも滞りなく業務を行えるよう支援する。
また、「Loogia」は配送先の時間指定などのラストワンマイルならではの制約や、収集したGPSデータをAIを用いて解析することで得られる走行速度、駐車位置を加味した配送ルートを提案する。配送の遅れや不在による再配達など、配送状況に応じてルートをリアルタイムに再計算する機能も新たに開発し、より最適なルーティング技術を担う。
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