2020.06.15 通販会社
Hamee20年4月期、営業利益50%増に…EC含む小売は売上高7.8%増
Hamee(株)がこのほど発表した2020年4月期(19年5月~20年4月)連結決算は、売上高が前期比9.9%増の113億2500万円、営業利益は同50.0%増の17億4400万円、純利益は同29.5%増の10億6400万円となった。
iFaceが引き続き好調
モバイルアクセサリーの販売では、強化ガラスを活用した透明なiFaceシリーズが引き続き市場のニーズを捉えてコマース事業全体を牽引したほか、19年9月に発売した新型iPhone向け商品も好調を維持。女性向けモバイルアクセサリーブランド「salisty」の新色展開など、個性的な自社企画商品を継続的にリリースし、販売拡大に積極的に注力した。
加えて、韓国連結子会社が主要仕入先の1社から製品製造事業の譲受を実施し、グローバルな商品供給拠点としての地歩を固めるなど、中期経営計画に基づいた戦略を推進。自社開発のクラウド(SaaS)型ECプラットフォーム「ネクストエンジン」については、中期経営計画達成に向け、運営基盤強化のための各種施策を実施した。
また、ロジザード(株)が提供するクラウド型倉庫管理システム「ロジザードZERO」との完全自動連携を実現するなど、幅広いパートナーとの協業により、引き続きプラットフォームとしての付加価値向上に努めた。
国内卸はコロナ影響で減収着地
「コマース事業」では、「iFace Reflection」シリーズに加え、定番の「iFace First Class」シリーズも国内小売、卸販売ともに堅調に推移。特に、国内卸販売は大手携帯キャリアショップ向けの販売が伸長した。ただ、新型コロナウイルス感染症の影響で第4四半期の4月は受注が減速し、前年同期比7800万円の減収となった。
EC含む小売部門の利益は約22億円
一方、国内小売では、日常生活の変容による「巣ごもり消費」やEC利用への「デジタルシフト」など、消費行動の変化による市場拡大の影響が見られ、国内卸販売の落ち込みをカバーして同2億4700百万円の増収となった。この結果、コマース事業の売上高は92億890万円(前期比7.8%増)、営業利益は21億9800万円(同34.3%増)となった。
プラットフォーム事業は売上高7.7%増
「プラットフォーム事業」の売上高は18億5500万円(前期比7.7%増)、営業利益は 5億8500万円(同10.9%増)となった。コロナ禍による影響については、消費行動の変化による市場拡大でネクストエンジン顧客企業の受注処理件数が増加傾向にあることから、売上も好調に推移するなど、負の影響は見られなかった。これにより、総契約数は3997社(前期比375社増)、 利用店舗数3万835店(同2829店増)となった。
なお、21年4月期の連結業績は、売上高が128億3200万円 (前期比13.3%増)、営業利益は17億7800万円 (同1.9%増)、純利益は12億6000万円 (同18.5%増)を見込んだ。
新型コロナウイルスの影響については、コマース事業の国内卸販売が8月まで実店舗向けの販売が抑制されることを前提とし、中国工場の閉鎖の影響を受けたローンチの遅れで、開発費用などが期ずれすることを織り込んだ。また、市場ニーズを捉えて好調を維持した小売(EC)およびプラットフォーム事業は、実績に基づいた成長力を維持する前提としている。
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